発表会準備も、いよいよ終盤。

子どもたちの「声」の録音も、
全員分完成しました!

 

tempo kidsでは前回の発表会から、
演奏前の曲紹介を
子どもたち自身の声で録音しています。

 

前回は、
名前と演奏する曲の紹介が中心でした。

今回は、もう一歩進めて、

「この曲をどんなふうに聴いてほしい?」
「どこを聴いてほしい?」
「どうしてこの曲を選んだの?」
「どんな気持ちで演奏したい?」

そんなことも、
一人ひとりに話してもらいました。

 

小さな子は、
まだ自分の気持ちを言葉にするのが難しいので、
一緒に考えることもあります。

でも、上手に話すことが目的ではありません。

 

私が大切にしたかったのは、

「どうして、この曲を弾きたいと思ったんだろう?」

を、もう一度思い出すこと。

私は、

「これ、弾きたい!」
「やってみたい!」

と思った瞬間が、
一番やる気とエネルギーにあふれている時だと思っています。

 

でも練習が始まると、
難しかったり、
思うように弾けなかったり。

いつの間にか、
最初の「弾きたい!」よりも
「練習しなきゃ」が大きくなってしまうこともあります。

だから本番前にもう一度、

「そうだった。
私、この曲が弾きたかったんだ」

というところに戻ってほしい。

 

今回の録音には、
そんな意味も込めています。

 

 

そしてもうひとつ、
大切にしているのが、

自分の声を、自分で聴くこと。

 

録音した自分の声って、
普段聞いている自分の声と
少し違って聞こえるんですよね。

 

声の大きさはどう?
話す速さは?
言葉は聞き取りやすい?
ちゃんと相手に伝わっている?

 

自分の声を客観的に聴いてみると、
意外といろいろなことに気づきます。

 

そして私は、

言葉に抑揚をつけて話すことと、
音楽に抑揚をつけて演奏することも、
どこか似ていると思っています。

 

「何を伝えたいのか」
「どこを大切にしたいのか」

それを考えて表現する。

 

話すことも、
音楽も、
根っこは同じなのかもしれません。

 

そして声も、
成長とともに変わっていきます。

 

今の子どもたちの声も、
数年後に聞いたら
きっと懐かしいだろうなぁと思います。

 

発表会当日は、
ピアノの音だけでなく、
子どもたち自身の「声」にも、
ぜひ耳を傾けてみてくださいね。