今回の発表会では、
中学生の生徒たちにも
当日のお手伝いをお願いしています。

 

小さい子たちの誘導をしたり、
舞台袖でサポートしたり、
アナウンスや音源の再生をしたり、
舞台上の準備をしたり。

 

もちろん、
小さい子たちのお手本になってほしいな、
という思いもあります。

 

そして小さい子たちにも、

「お兄さん、お姉さん、かっこいいな」
「私もあんなふうになりたいな」

って思ってもらえたら嬉しい。

 

でも、
中学生にお手伝いをお願いしている理由は、
それだけではありません。

 

私は、中学生自身にも
演奏するだけでは見えない
「舞台の裏側」を知ってほしいと思っています。

いつもは、自分が舞台に立つ側。

 

でも今回は、
舞台を支える側にも立ってみる。

誰が、どこで、何をしているのか。
自分は何をすればいいのか。
次に何が必要なのか。
周りとどう動くのか。

そういうことを経験するのも、
ひとつの学びだと思っています。

 

なので今回は、
中学生自身が見て分かるように
役割や動きをまとめた資料も作りました。

「お手伝いお願いね」
で終わらせるのではなく、

誰が
いつ
どこで
何をするのか

困った時は、
見れば分かるようにしています。

私だけが分かっている状態ではなく、
中学生本人たちも、
他の講師も、
スタッフも、
同じものを見て動ける状態にしておく。

任せるからこそ、
任せられる準備もしておきたいなと思っています。

 

そして今回は、
前日のリハーサルで
舞台が出来上がっていく様子も
中学生は見学OKにしています。

反響板が組まれて、
何もなかった舞台が
少しずつ本番の舞台になっていく。

普段、自分たちが当たり前のように立っている舞台も、
たくさんの人の仕事によって作られているんですよね。

照明も、
音響も、
舞台設備も。

いろんな人の力が重なって、
やっと一つの発表会ができる。

それを実際に見て知ることも、
大事な経験だと思っています。

この経験が、
この先どこで役に立つのかは分かりません。

もしかしたら、
音楽とは全然違う場所かもしれない。

 

でも、

周りを見て動くこと。
誰かと連携すること。
自分の役割を考えること。
誰かを支える側に立つこと。

 

こういう経験は、
きっとどこかで生きると思っています。

演奏が上手にできたら、
それで終わりではなくて。

舞台に立つことも、
舞台を支えることも、
舞台ができていく過程を知ることも、
そこから何かを学ぶことも。

そこまで含めて、
私にとっては発表会です。