京都で2週間に1度茶道のお稽古です。
本当は月3回ありますが、
なかなか京都に3回帰ることができません。
今回は四ケ伝、唐物のお稽古でした。
唐物はむかし(鎌倉、室町、安土桃山時代など)に中国(宋・元・明・清)から輸入された
美術品、茶道具のことです。
そして唐物のお点前と言えば茶入れのお点前だそうです。
唐物茶入れなんて博物館でしか見ませんし、
ましてや手に取ることもありませんが、
先生は、薄くてとても軽いのよ、とおっしゃる。
私の持っている国司茄子写しは結構持ち重りしますね。
特別いいものが伝わってきているので、
唐物のお点前の時は丁寧で、
襖の開け閉めもいちいち手をついたり、
茶入れは両手で扱ったり
袱紗も何度も何度も折りかえしたり、
なかなか楽しいです。
以前炉の時に2度お稽古をしていただきましたが、
結構忘れていました・・・
先にTさんがお稽古したので、
おかげでいろいろ思い出せてよかったです。
縁高でお出ししたお菓子は3種、
水無月、練切り、そして水菓子はサクランボ
着物 茄子紺の地に銀で縁取りされた白い源氏香模様の小紋
帯 白に近い灰色の絽の生地に手描き友禅で芭蕉模様の名古屋帯
帯揚 芭蕉の葉の色から取った浅緑
帯揚 紺と緑の片替わり
着物は3本絽なのでよく透けます。
気温は34度、ほぼ真夏日なのでこれでもいいでしょう。
お太鼓部分 芭蕉の葉
バショウ(芭蕉・学名:Musa basjoo)は、バショウ科の多年草。
原産地は中国とされるが、詳細は不明。
英語名はJapanese bananaジャパニーズ バナナ。
英名は、シーボルトが日本でバショウを発見して、ヨーロッパに伝えたことに由来する。
高さは約4m、長さ2~3mの楕円形の葉をつける。
花は夏から秋にかけて形成される。
バショウの実はバナナによく似ているが大きくならないし、
種が多く渋味が強いのため、食用にはならない。
おまけ 夫は絽ちりめんの長着、茶色の袴