お陰様で夫は術後の経過もよく
今日退院しました。
5~10日の入院と言われていたのですが、
最短5日間の入院でした。
ご心配をいただいた方々、
お優しいコメントをいただいた方々に
厚く御礼申し上げます。
早々に退院できて、とてもありがたいのですが、
私としては、もう少しゆっくり入院しておいて欲しかったです(内緒)。
今日の昼食からさっそく術後食作りです。
お粥と柔らかく消化の良いおかず作っています。
お昼のメニュは全粥、高野豆腐の卵とじ、甘塩鮭の焼いたもの半切れ、
だいこん、人参、かぼちゃの味噌汁。
病院食みたいだけど、うんと美味しい、と喜ぶ夫。
私は10年間ぐらい栄養委員長をしていたので
治療食とか、術後食などよく知っていますから
作るのはなんということはないのですが、
普通に食事をつくるより、やはりちょっと気を使いますね。
さて、思い出したのは「検食」です。
検食と言って、医師、管理栄養士が
患者さんの食事を毎食、
お毒見することが法律で決められています。
医師は日直、当直の時とか、検食当番とか、当番が決められていて
味や調理や、お出ししても問題ないかチェックし、
検食簿に記入します。
検食は普通食が多いのですが、
病院によっては治療食が検食で出されることがあります。
糖尿食とか、腎臓食とか、・・・
糖尿食はカロリーが少ないだけですからいいのですが、
腎臓食だと塩分とタンパク質制限食なので、
味のな~いさびしい食餌です。
当直の夜などこれが出ると、
これで一晩働けというのか、とちょっと悲しくなったものです。
病院食と言っても
とても美味しい病院もあります。
前に京都でいた病院は、
美味しくて検食当番が楽しみでした。
昨年退職した病院も
一時、金沢の料亭で板さんをしていた人が
スカウトされて料理長で入っていて、
お味も盛り付けも病院とはかけ離れていました。
入院した私の母など、
料亭にいるみたい、と喜んでいました。
その料理長が辞めた後も、
教えられた者が残って調理するので、
結構おいしかったです。