1年間で簡単なテンペラ画を描いただけの大学生のEちゃん、
本格的な黄金背景テンペラ画製作にとりかかっています。
卒業まであと何年?と尋ねると2年とのこと。
うちに来ていただいて、作品について相談。
初めはフラアンジェリコの模写をしていただきます。
私が沢山持っている画集や、写真から絵を選んでもらいました。
この絵をもとに作成することになりました。
ボスコ・アイ・フラーティ祭壇画の一部 (1450年頃) フラアンジェリコ
彼女のための下絵を作りました。 周囲は金色で、アーチ形のレリーフを入れます。
もう一つは少し小さい板にこれ、ボッティチェリの女性
難しいのを選びましたが、頑張りましょう。
Sさんも来て
彼女も今度の作品のための下絵の準備をしました。
お庭に咲いたという芍薬、アヤメ、都忘れをお土産にいただきました。
芍薬には青磁の花入れよね、と言いながら
大急ぎで活けてというより全部突っ込んで
いつものようにお薄でティータイム。
芍薬があでやかです。
御菓子は京都・七條甘春堂の京若鮎。
話をしながらお茶を点てると、つい手順を間違えます。
茶碗に水を汲もうとしたら、
お水指の蓋が開いていません、あら!(笑)。
お客がお点前をよくご存じの人の前なら汗をかきそうです。
話をしながらも間違えず、自然に手が動くようになるのは
何年かかるのかしら・・・。