羊皮紙を貼った板が1枚残っていました。
年末からそれに絵を描き始めています。
描くのはフラアンジェリコの奏楽の天使ですが、
羊皮紙ですから、
背景はやはり時祷書風な模様を描いてみました。
今日は天使の羽根や光輪、
そしてトランペットに金箔を貼りました。
金箔は大きめに、そして重ねて貼っていきます。
左の羽根の部はまだ金箔を貼っていなくてアシーゾのピンク(赤い顔料で着色しています)
が見えています。
全部金箔を貼り終えたところ
乾いてから余分な金箔を払い落とします。
余分な金箔を払い落としたところ
(払い落とした金箔は捨てずに、小箱に集めて、また何かに使います)
金箔が上手く付かずにはがれたところは再度貼り直します。
金箔を貼る部分にはアシーゾ(チョウザメの浮袋から採った膠と石膏を練ったもの)を
塗っていますが、
本を読んで初めて作ったアシーゾ、
いまいち接着力が弱くて困っています。
今日はアシーゾの上からウサギ膠の水溶液を塗って、
ウィーンで買った金箔を貼りました。
背景の模様の中に
絵具の金色を塗った部分がありますが、
金箔の強い光り方とは全然違います。
少し落ち着いたところで
金箔をメノウ棒で磨いていきます。