月1回のテンペラ画のサークル、

昨日の出席は5人でした(1人欠席)。

 

Sさんは羊皮紙に金箔を貼った後、じっくり花束の絵に色を塗っています。

Shさんは石膏を塗った板に金箔を貼り、その上にアネモネの絵を彩色中、

Gさんは 3枚の抽象画っぽいシリーズを作成中で、今日は金箔貼り

Yさんは新しい額縁に塗った石膏のレリーフを磨いています。

そしてもちろんこの後、金箔を貼ります。

私は新しい作品のために下描き作り。

みんなそれぞれの作品に金箔を貼ります。

 

こうして考えると、

金箔の魅力にはまった人たちの集まりとも言えます。

金箔を貼る技術を身に付けると

絵に美しくて華やかな光を与えてくれるので、

絵の一部に、または背景全体に金を使いたくなります。

金箔は単に貼るだけでなく、レリーフ、刻印など

凹凸を作る技術によって、

さらにキラキラした金の魅力が増します。

絵画と工芸品が分離する前の技法なのです。

 

 

今、金の価格がとても高くなっています。

(2000年頃は底値で1g 1000円台、 今は1g 7000円以上)、

連動して金箔も高くなっていますが、

以前の買い置きがあるので、まだ大丈夫です(笑)

 

サークルの会場は公民館を借りています。

コロナの流行を受けて

使用時間が午後1時から4時までと短縮されました。

3時半過ぎると、そろそ片付けの体制に入ります。

活動時間が短いでのが残念で、

また来月ね~ 

手を振りながら別れます。

早く、みんなでゆっくり絵を描きたいものです。

 

 

初めて黄金背景テンペラ画を習った時に描いた 「フラアンジェリコ、奏楽の天使の模写」です。

石膏でのレリーフの作り方、金箔の貼り方、メノウ棒での金の磨き方、

刻印の仕方(天使の輪や羽根の部分)、

ミッショーネの仕方(色を塗った後、えりや袖に糊で飾りを描いて金箔を貼ります)

全部の技術が入っています。

光の方向、見る方向できらきら輝きます。