Earth Lighting Japan企画で、3月に鞍馬山に登ってますので、
貴船山にも登ってみたかったんです。
鞍馬寺と貴船神社、鞍馬山と貴船山は双子のように並んでます。
京都の美しい湧水の源です。
貴船口駅から少し上がったところの看板から、登山道に入っていきます。
一般ルートではないのでわかりにくく、登山紹介ブログのコピーが役に立ちました。

急な斜面を登り、一般ルートに出ます。
森の中は、ほとんどが杉です。
密集しているので、日差しが森に入らず、ほとんど緑がありません。
緑の砂漠になっています。
放置人工林は、森の生態系を破壊します。

一部間引きもされているのですが、追いつかない状態で、
このまま放置すれば、水が守れないのではと思います。
大岩分岐から、道が険しく、判別しにくくなってきましたが、
道しるべがあるので、なんとか進めます。
今日は天気が良く、美しい景色が広がります。
暑いので汗が止まりませんが、木陰や、吹き抜ける風が心地良いです。



そろそろ分岐と注意してましたが、道なり方向が通行禁止になっています。
左に上る細い分岐に進みました。
少しいくと、石の山があり、貴船山頂に到達しました。
山頂にたどり着けたことに、感謝!
平日のためか、道中、人に合っていません。
ここまで、京都各地の神水をブレンドした水筒の水と、
あわ歌を奉納させていただきました。
見晴らしはありませんが、静寂なこの空間は独り占めです。

貴船山を下り、滝谷峠に出ます。
ここまで来れば、貴船神社の奥の院まで迷うところはなさそうです。

しかし、この急な下り道は、川の源流でした。
最初水のない道が、下るにつれて、少しづつ水が増してきて、
川に落ちないように、石の上を進むようになりました。


水の流れは増していき、道は川を渡ったり、横を通ったりするようになりました。
水のあるところは、豊かです。
2匹の鹿に出会いました。
水源の始流は、冷たくて美味しく、水筒にも補充しました。
しかし、倒木も増えてきて、道を遮ります。
どうして進めばよいのか、わからなくなりました。

さて、どこに道があるのか?
不用意に近づいたとき、足元が崩れ、崖下に落ちそうになりました。(*_*)
一瞬何が起こったかわかりませんでしたが、命綱をもっていたおかげで、
川に落ちずに済みました。
倒木をまたいで越え、なんとか難所を通り抜けました。
泥がついたジーンズを川で洗い、冷や汗を拭いました。
それからちゃんとした山道になり、貴船神社、奥の院に着きました。
本当に危なかった・・・。擦り傷で済んで、感謝です。
