
MESSERSCHMITT BF 110; Bombsight over England
Erprobungsgruppe 210 in the Battle of Britain by John Vasco
A Schiffer Military History Book, 2002, 164 pages
1940年7月1日の部隊の設立から、1941年4月24日、Schnelkampfgeschwader 210として再編されるまでの戦闘記録。ドイツ空軍側だけでなく、英空軍側記録も参照し、部隊の活動をキメ細かく再現した貴重な資料。例えばドイツ空軍で「魔の木曜日」と呼ばれている8月15日には、午後一番のMartlesham Heath飛行場、夕方のCroydon飛行場を襲撃したことがよく知られているが、これら以外に更に二回出撃した可能性にも言及されている。
全くの奇襲となった場合には、大きな成果が得られたが、上記のCroydon襲撃時のように、護衛のJG52がはぐれてしまい、英軍側に事前に察知され十分に迎撃された場合には、大きな犠牲が払われた。
レーダー施設、飛行場、軍用機生産工場、港湾施設等が、主なターゲットだった。筆者は、実験部隊の成果に関しては、ケースバイケースとしてどちらとも言えると、慎重な判断を下す。
個人的には、Bf110の当時の貴重な写真が豊富に掲載され、その出撃、戦闘記録が詳細に記録されていて、資料集としてとても有難い資料本。