イメージ 1

Barbarossa - The Air Battle: July - December 1941 by Christer Bergstroem
Midland 2007, 128p
独ソ戦での空軍同士の戦いを、両軍資料を掘り起こし、時間の経過に沿って組み立て直す試み。豊富な写真とイラストが挟み込まれている上質な書物。第一巻は、バルバロッサ開始から、1941年終わりまで。一般的に、ドイツ軍の奇襲により、ソ連空軍VVSは壊滅したと言われている。事実は、多くの機体が失われたが、残存機による反撃で、ルフトバッフェにも少なからぬ損害が発生した。特に北部戦区の抵抗は、RAFの一部隊も参加し、頑強であったし、南部戦区でもソ連空軍は戦闘意欲が旺盛だった。また、機体の面でも、従来のI-16から、MIG-3、LaGG3、YAK-1への切り替えが進み始め、Il-2も活躍を始めた。
この期間VVS戦闘機は、約1,500機の枢軸空軍機を撃墜し、約3,000機が撃墜されたと推定される。
イメージ 2
Trumpeter 1/48 Mig-3