The Most Dangerous Enemy; An Illustrated History of The Battle of Britain
By Stephen Bungay, Zenith Press, 2010, 261p
バトル・オブ・ブリテンを、豊富なカラーを含む写真、イラスト、地図、グラフを使って、解説した書物。絵が綺麗で、センス良く配置されており、大変見やすく分かりやすい。戦闘記録も十分で、対戦する戦闘機、パイロット、戦術の比較もある。久しぶりに（若い頃読んだリチャード・コリアー著の日本語訳 『空軍大戦略：この本のカバーには映画の1ショット【Eagle Dayにノルウェー方面から飛来したHe-111編隊にSpitfireが絡む場面】が使われていた（両方とも本物）が、このイメージが強烈だった』 以来）、バトル・オブ・ブリテン書を読んだ。ドイツ空軍の爆撃機は、映画「空軍大戦略」の影響もあり、He-111がメインと考えがちだが、Do-17も、少なからず参加していたようだ。筆者は英国人で、彼の戦闘結果分析は、当然のことながらRAF贔屓。その分は割り引かないといけない。
