シャローム!マーニシュマ?(お元気ですか?)
あけましておめでとうございます。
日本では、新年をお祝いするムードが溢れていることと思います。
ユダヤ暦のイスラエルでは、新年は4か月前の9月にありました。
(詳しくは、奮闘記(3)9月10日の記事へ→ https://ameblo.jp/temasatravel/entry-12695646423.html )
皆さん、ヘブライ語で新年を迎える時に言う言葉を覚えていますか?
そうです、
シャナー トヴァー!(良い一年になりますように)ですね。
2022年は、日本からイスラエルへ観光入国ができるようになりますよう、イスラエルからお祈りしております。
さて、今回はイスラエルのカフェ文化を紹介します!
イスラエルはコーヒーや紅茶を手にして歩いている人や、働いている人をたくさん見かけます。
仕事に向かうお姉さん、
タクシーの運転手、
レジ打ちのご婦人、
家の前の椅子で井戸端会議をしているおばあちゃんたち、
チェスをしているおじいちゃんも、みんなマグカップや紙コップを片手に話しています。
ということで、
イスラエルのカフェ文化を一緒に見てみましょう!
① お庭で収穫、自家製ミントティー
ミントは紅茶はもちろん、レモネードなど様々なものと組み合わせて楽しむことができます。
イスラエルの気候に合っているのか一度植えるとどんどん育ちます。
ミントティーと言えば、日本では2、3枚のミントの葉を浮かべておしゃれなイメージですが、こちらではマグカップにドサッと大量のミントが入っているのでインパクト大です。
② スーパーマーケット
スーパーマーケットのコーヒー、紅茶コーナーの陳列スペースの広さは圧巻です。
コーヒーは、インスタントコーヒーや“ボツ”コーヒー(「ボツ」:ヘブライ語で「泥」の意)、コーヒーマシーン用のカプセルが売られています。紅茶は、スタンダードなアールグレイから、カモミールやアップルシナモンなど種類が豊富です。
お勧めはルイボスティ。こちらでは普通の紅茶と同じ値段で売られています。
チャイの種類もこんなに!
(左から塩キャラメル、アーモンド、ローズ、マサラ)
皆さまの中にはご存知の方もおられるかもしれませんが、イスラエルでは比較的メジャーな紅茶メーカー“ヴィソツキー”は、人気なだけあってその種類もけた違い!
言葉の響きが日本語で言う“うそつき”と似ていて、笑ってしまいました。
軽いので旅行の際のお土産として買う方も多いです。イスラエルの中では、最近の健康志向からグリーンティも人気が出てきています。そう、緑茶です。
③ 世界のスター○ックス以上に愛される地元のチェーン店
一度、イスラエルにスター○ックスが参入したこともありましたが、地元のカフェが愛されすぎて、スター○ックスにはなかなかお客さんが定着せず、撤退したほどです。
「アロマカフェCofix」
④ 昼間からたくさんの人が集うカフェ
パソコンを持ってカフェで仕事をする人もいれば、犬の散歩途中に寄る人もいます。
⑤ とにかく子どもに優しいイスラエルのカフェ
小さいお子さんやベビーカーもたくさん見かけます。
⑥ トルココーヒーやアラブ系のお菓子が食べられるアラブ系カフェ
トルコでは占いをすることでも有名な、小さいカップが特徴のトルココーヒー。
あま~いクナフェ(チーズのお菓子)と一緒に。
⑦ コーヒーカップや食器はすべて日本製というこだわりのカフェ
生野菜がはいっている箱は…枡ですね!
⑧ 遊歩道の真ん中にあるカフェ
どこに行ってもラテを頼む時は、牛乳・アーモンドミルク・豆乳・ヤギ乳から選ぶことができます。
⑨番外編 ベドウィン(遊牧民族)のコーヒー
朝、家畜の世話や洗濯が終わる頃、お父さんのコーヒー豆を挽く音が聞こえてきたら、朝食の合図。家族がそれぞれの持ち場から帰ってきたら、テントに集まって朝食とコーヒーの時間です。
上の写真は、煎ったコーヒー豆を挽いているところです。
ミルではなく、臼に豆を入れて杵で叩いて細かく砕きます。
イスラエルには、様々なカフェ文化を見ることができます。
ユダヤ人もアラブ人もみんなおしゃべりが好きなので、カフェ文化が発達したのかもしれませんね。
皆さんも美味しいコーヒーや紅茶を片手にイスラエルの街並みを歩いてみませんか?
(筆者:イスラエル テルアビブ在住 H.Mさん)