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そんな時に、またトラブル発生!

1日に何回も吐いてしまうの。私にはどうすることも出来ないの。
家のフローリングで吐くように言い含められているけれど、そんなの間に合わない。
吐き気も抑えられないから、気持ち悪くなったら、その場で吐いちゃう。
それも、次から次へと。あの頃は苦しかった。
お布団や炬燵にカーペットで吐いたら叱られたし、我慢は出来なかったし。

病気だって気付いて貰えるまで、何日かかったかな?
たまたまユウキが付きっ切りで、数えていたら、1日に12回。それでやっと、
「ティア、苦しかったな。」
って、言って貰えた。

それで、また、お医者さんに行って、診察と検査を受けたら、
胃腸の病気のウィルスに掛かっているって、話を聞いた。
ユウキのお母さんが預かっていたにゃんこにも、同じ病気のにゃんこが居たって、先生が話していた。
「ティアちゃんが治るまでは、病気のにゃんこを預かることは辞めてね。」
とか、
「ティアちゃんを触った後は、必ず手洗いをしてね。」
なんて説明を聞いているうちに、腹が立って来た。
「私が悪いの?病気を家に持ち込んだ人って、ユウキのお母さんだよね!
お母さんが預かったにゃんこから、私に移ったんだよね!」
私はこの日は点滴で、この日から2週間、大嫌いで大の苦手なお薬を飲むことになって、
私に病気を移したロシアンブルーの雑種のにゃんこ!、許せないにゃんこのひとり!って、考えていた。

私だけ貧乏くじを引いたみたいで、気持ちの持って行き場が無かっただけだって、おばあちゃんに言われて気付いたの。
だけど、苦しい思いをしただけに、逆恨みの気持ちはスッキリしないし、お母さんが病気や怪我の外猫さんを預かることは無かったけど、やっぱり外猫さんのお世話に行くことは、気持ちが納得出来なかったの。
あの頃は、私だけを見ていて!私が一番だって認めて!
そんな気持ちだったと思うんだ。にゃんこって、基本的にそんな気持ち。

おばあちゃんとユウキに助けて貰えたけど、まだまだ赤ちゃんだったの。
生まれてから、だいたい半年から8か月。甘えん坊だったって、当時の自分を振り返って、思います。

私が病院から家に帰ると、リビングや廊下に置いてある、保護ねこ用の大きなゲージから、
家のあちこちまで、大掃除をしてくれた。
特にユウキの部屋や、私が愛用しているキャットウォークやキャットタワーからは、
消毒薬の臭いが漂って来て、とても近寄れない。
「忌々しいロシアンブルー、もう泊めてあげない!」
って、私は決めたけど、あの一件から、ロシアンブルーの雑種は泊まりに来ない。

ユウキのお母さんは、
「里親さんが見つかったのよ。」
と、嬉しそうに話している。
「お腹のウィルスも、ティアが一番酷かったみたい。だから、外猫の一時保護も、ティアのことを考えてくれることになったの。ユウキは考えていなかったと思うけど、お母さんの団体は、外猫の保護は、家猫を含めて3匹までなのよ。それでティアが居るから、うちは多くても2匹まで。ティアはお利口さんだから、他の保護ねこさんと話し合って、大切なことを教えてくれるの。ティア、いつもありがとうね。
それで、今回のことはごめんね。これからは、保護ねこが居る時は、普段より掃除に気をつけて、お母さんも手洗いを念入りにするし、エプロンも必ずするからね。
お母さんが、一番不注意だったって、会長さんやこの地区の担当さんに叱られたの。
ティアを守るのは、ユウキひとりの責任では無いのに、お母さんもユウキの責任だって、決めていたの。ティアにもユウキにもごめんね。」

お母さんは、そう言って、泣いていた。
外猫の保護という、ボランティアをしているから、朝と夕方に餌やりに出掛けるお母さん。
外猫や野良猫の生活を守る活動をしていて、病気やケガに注意してくれる。病気の予防注射もしているって話していた。

他にも外猫の数のコントロールと話してくれたけど、要は避妊手術のことらしい。
そうすると、手術を受けたにゃんこは、うちや他のボランティアさんの家に保護されて、ゲージで過ごす事になる。
そうする、「ゲージから出して!」って、保護猫さんが騒いでる。
家の中が一気に賑やかになるの。

保護猫さんをゲージから出さないのは、私に病気や害虫を移さない為だって。
外猫さんは、色んな病気を持っている事が多いからって、ユウキのお母さんが話していた。
なるべく、家でシャンプーをするのだけど、手術の後には出来ないから、
手術の前にシャンプーを済ませていくの。
どのにゃんこも大暴れだけど、
シャンプーの後は、ふんわりしてツヤツヤになっている。

私は、綺麗だねぇ!って、褒めているけれど、たいていはむすっとしている。
それは私がシャンプーをした後もそうだから、気持ちは良く分かるけど、
嫌な事の後には、スッキリした気持ちになるよ。
みんなも、そうなると良いね。