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最近は、家にひとりにされることも無くなったから、留守番も前よりも苦痛ではなくなったの。
お母さんがおばあちゃんと病院に行くと、私とモモだけが残されるの。
そうなると、私は、ユウキのベッドの上でモモを舐めて、一緒に眠って過ごすの。
モモがうざったくなったら、モモが登れない高い所の段ボールに入って昼寝。
モモは私を探して、「ミィミィ…」言っている。
それを無視して、私は昼寝を決め込んでいる。
それに、高い所から部屋を眺めるって、嫌いじゃない。
モモはおばあちゃんのベッドで、お母さんとおばあちゃんの帰りを待っている。
それから、私とモモのマイブームは、テレビを見ること。
鳥の番組が好き。それから、画面の中でも動きの激しいものが好きなの。
決して、動物番組限定では無いよ。
ドラマだって見るし、ドキュメンタリーも見ている。
それも、特等席で見るの。テレビの前のテーブルの上。
ここなら、誰にも邪魔されないし、にゃんこに甘い家族だから、テーブルから降ろされることも無いの。
この時間、とっても楽しいの。
特に、YouTubeの猫用の番組をテレビで流してくれると、とっても興奮する。
楽しくて、仕方がないの。
だって、好きな映像だから、何時間でも見ていられる。
留守番の日に、このYouTubeの映像を流してくれれば良いのに、ユウキはダメだって、譲らない。
テレビをつけっぱなしで出掛けると、火事になるかもしれないから。
そうなると、私とモモは逃げられないから、死んじゃうって。
死ぬってどういうことか、曖昧にしか分からない。
私がこの家に来てから、死んだにゃんこなんて見ていないから、死ぬって、どういうことしか分からない。
それにね、おめでたいことも有ったんだよ。
ハツキさんのお腹に、赤ちゃんが来たの。
私がおばあちゃんにお願いした「赤ちゃん!」
おばあちゃんが叶えてくれたのかな?
今の私には、人間の赤ちゃんであっても、猫の赤ちゃんであっても、どっちでも良いの。
ハツキさんと一緒に、赤ちゃんを育てようって、
本気で考えているよ。
おっぱいとか、オムツとか、出来ないことが有るって、覚悟はしているの。
だけど、赤ちゃんだったモモを育てられたから、
私にも育児が出来るって、思うようになったの。
だから、人間の赤ちゃんの育児にも、役に立ちたいって、真剣に考えているよ。
可愛い赤ちゃん、待ち遠しい。
ユウキがね、ハツキさんのお腹に耳をくっつけて、赤ちゃんの心臓の音を聞いているの。
私も真似をして、ハツキさんのお腹に耳をペタリ。
「ドクドクドクドク…」
って、忙しい心臓の音。しっかり聴こえたよ。
産まれるのは、今年の夏の終わり。
ハツキさん、ずっと
「赤ちゃんが欲しい。ペットがいるから産まれ難いのなら…」
なんて声を、何度も聴いた。
だけど、おばあちゃんの病気の時に、家族皆んなで考えたの。
「ハツキさんのお腹に赤ちゃんが欲しいのは、家族皆んなの考えだよね!」
って。
おばあちゃんの病気の時には、モモがまだ家に来る前だったけど、
今は、モモも楽しみにしているよ。
ユウキや私みたいに、耳をお腹に貼り付けているよ。
場所がズレていても、それがモモのご愛嬌。
秋には8人家族になるの。
それにね、ハツキさんのお腹に赤ちゃんが居るって分かってから、
ユウキのお母さんがにゃんこを預からないの。
グループの中での決まりだそうだけど、何となく「違う!」って、考えているのは、おばあちゃんと私だけかな?
だけど、新しい家族を迎える準備をしながら、ユウキと過ごす10回目の春が、
とても新鮮です。