リフトへ乗ったはいいが、自力で降りる感覚を
すっかり忘れていた ダサ女 (やっぱりな)。
雪崩から救出された登山者 のように
豚トロ王子に両脇を支えられ、地上に降り立った。
緩やかな斜面まで 木の葉 で下りたら、いよいよターンの練習。
「左足を進行方向に向けたら、
曲がりたい方向によって重心変えるんだよ~」
しかしなかなか彼の言うようにはいかず、
スピードがつきすぎて制御不能になったダサ女は案の定
ズサァァァッ!!!
…雪面にひっくり返り、 顔面を強打 。
体勢を崩してから転倒するまでの数秒間はまさにスローモーションで、
雪の粒が空中を舞うのが見えた(本当に)。
「いっいっ痛ってぇぇぇ~~!!!」
ケガこそなかったものの頭がフラフラして立ち上がれず、
目の周りに ★ が回る状態が三分間続いた。
(いや~奥さん、頭打つと ★ って回るのよ、これ本当)
生き返ったダサ女は豚トロ王子に悪態をつく。
「っていうかさ~、この格好どうなのよ(怒)?」
・防水加工も何も施されていないため、
3回コケただけで パ○ツまで完全に浸水 したペラペラのスキーウェア
・スキーウェアの上着着用を 断固として拒否 したため、
豚トロ王子から奪い取ったStussyのトレーナー
・ラブリーなピンク色につられて借りたが、
ゲレンデに来てから 実はジュニアサイズ だったことに気付いた手袋
・あと0.5センチの締め付けがほしかったのに、
1センチ刻みでしか用意されてなかった 微妙にゆるい ブーツ
「…生中あるからがんばって下まで降りよう」
と豚トロ王子になだめられ、食堂が並んでいるエリアの前まですべり下りると
店のおばちゃんたちが続々と外に出てきた。
「なんだなんだ、何があったんだ?」
しかもオバちゃんたちの視線の先はまぎれもなく私たち。
っていうか、私たちしかいない(汗)。
「カレーはいかが~?おいしいカレーあるよ~~」
「ラーメンどう?ラーメン食べてかない?」
そう、客に困ったおばちゃんたちが 呼び込み を始めたのだ。
あまりの勢いにビビった私たちは、とっさに側にあった かまくら に避難。
「ひぇぇぇ手招きしてるよ…」
おばちゃんたちが引っ込むのを見計らって脱出し(かくれんぼじゃねえんだからよぅ)、
一切呼び込みをしてこなかったおばあちゃんの店へ。
頼んでない料理まで出してくれる サービス精神旺盛なおばあちゃん の店で
生中 とラーメンをチャージした後、練習再開。
リフトとゲレンデを何度も往復するうちに徐々に感覚がつかめてきて、
キレのあるターンにはほど遠くとも ゆっくりとしたターン はできるようになった。
そこにはもはやスキーで挫折した負け犬の姿はない(輝)。
翌日も悔いの残らないように昼過ぎまですべった後、
カラオケ屋へ寄り 4時間ノンストップ絶唱 して帰宅(元気だな~)。
採点で浜崎あゆみ96点、華原朋美95点をたたき出し(挑戦者求む!)、
背脂大使の'06春スノボは閉幕した。
こうして私は初めてのスノボをエンジョイし、
14年来の 雪山に対する苦手意識 も完全に払拭されたのであった。
'06冬&'07春も雪山へ赴くつもりだが、果たしてどうなることやら…
(いや、間違いなく振り出しに戻ってるであろう)
<雪の降る季節へ続く>
