昨晩目に焼きついた おばちゃんたちのブラパン姿 にうなされ、
目覚めたソウル二日目。
午前中免税店でブランド品や化粧品を買い漁った後、
午後から ソウル名物の市場 へ行ってみることにした。
地下鉄の駅から地上に降り立つと、
食料品から衣料品まで見渡すところ一面に露店、露店、露店…
市場の人たちは我々を見た目で日本人と分かるようで、
食料品を売っているおばちゃんたちが
「オネ~サン、オネ~サン」と声を掛けてくる。
ほとんどの人が片言の日本語を喋れるようだ。
一方、偽ブランドショップのおじさんも
「カンペキナニセモノアルヨ~」と負けていない。
おいおい、完璧なニセモノって何だよ…(滝汗)
彼らの呼びかけを適当にあしらいつつ市場を物色していたら、
背後から誰かにいきなり腕をつかまれた。
「!?!?!?!?!?」
驚いて振り向くと、私の腕を握っていたのは
偽ブランドショップのお兄さん(推定年齢21歳)。
「オネェサンオネェサン、チョットキテヨ」
力が強くて抵抗することもできず、
ムリヤリ偽ブランドショップの店内に引きずり込まれる。
「オネェサンドッカラキタノ?
カンペキナニセモノアルヨ」
「あっ…いっいっいりませんっ!」
手を振り解こうとしても、お兄さんは馬の手綱を握るように
私の腕をぐいぐい引っ張る。
「イイカラオネェサン、チョットミテッテヨ」
「ももっもっもう行きますので!」
「…………」
お兄さんはふいに困った顔をしたかと思うと、
次の瞬間私の両手を握り
「オネガイシマス!!!」
と叫んで深々とおじぎをした。
出た~~~!今はなつかし「ねるとん紅鯨団」攻撃!!
「ねるとん紅鯨団」 を放映していたのは私が小学生の頃。
夜11時という時間や、男が女に愛の告白をするという内容に
大人の世界が垣間見える感じがしてドキドキしたものだが、
まさかこの歳になってそれを体験することになるとは…
しかしここは韓国。
「ちょっと待った~!」コールで助けてくれる輩もおらず、
ひたすら「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!」と叫んで
全力疾走で逃げ出すほかなかった。
関節チョップとねるとん紅鯨団を身をもって体験し、私の韓国旅行は終了。
帰ってから、おみやげの 辛ラーメン の想像以上の辛さに
「テーハミング!」と叫ぶ韓国民のパワーをひしひしと感じたのである…
(完)