私の通っていた大学は
藤沢の山奥にひっそりと佇むコンクリート建造物だった。
私は肥やしの香り漂うその「陸の孤島」を目指し、
国道246号線を平均60km/時で日々疾走していた。
その日は午後からの授業。
家でたらふく昼食を取り
今にもハラがはち切れそうだった私は、
運転席に座るや否や
何のためらいもなく スカートのボタン を外した。
同乗者がいるわけでもないし、
車を降りる前に再度ボタンをかければよい…
小一時間経ち、学校近くの駐車場に到着。
ドアを開け、砂利で覆われた大地に降り立った
その瞬間、
下半身に 涼やかな秋の風 が吹き抜けた。
ヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラヒラ
ボタンの外れたままだったスカートは、
私の足元めがけ 一直線 に滑り落ちた。
いつもなら人気のない駐車場。
しかしその日に限って
…隣の車中に人がいた
しかもその日に限って
…オバ系下着だった
しかもその日に限って
…強風だった
この時ほど自分の記憶力のなさを恨んだことはない。
全国の大学生諸君、強く生きましょう。