10/1 レクチャーコンサート「アイリッシュ・ハープの歴史と音楽」 | アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑

アイリッシュ・ハープ研究家、奏者、制作者、音楽教育者 寺本圭佑

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昨年2015年度で6年間教えた明治学院大学の非常勤講師のお仕事がお役御免となり、もう明学とかかわることもないのかなと思っておりました。

 

しかし、宗教部の方から2013年度から続けていた明治学院記念館での音楽礼拝のご依頼をいただいて、今年度も毎月演奏できることになりました。その音楽礼拝にご参加いただいた先生から、今回レクチャーコンサートのご依頼がありました。このような形で母校とかかわりを持ち続けられることは大変ありがたく、嬉しく思っております。

 

明治学院出身で作家や音楽家として活動している人が、専門のお話に加えて明治学院で学んだ意義などを講演されているシリーズだそうです。アートホールにて、アイリッシュ・ハープの歴史のお話と演奏を行います。また、今回はダビデの琴の話、雨田先生や坂上先生との出会い、そしてそれが以後の私の音楽活動にどのように影響したのか、明学でのエピソードなど、個人的な体験についてもお話ししたいと思っています。私のアイリッシュ・ハープへの熱い思いを聞きに来ていただければ嬉しいです。

 

2009年からアートホールで毎年続けていた明治学院ケルティック・クリスマスが昨年で終了してしまい、寂しく思っておりましたので、ぜひこの機会に多くの方にこのレクチャーコンサートに御足をお運びいただければ嬉しいです。

 

 

 

よろしくお願いいたします。 

 

10月1日(土)14:00~16:00
題名:キリスト教研究所白金文学文化研究プロジェクト公開研究会 

レクチャーコンサート「アイリッシュ・ハープの歴史と音楽」
会場:明治学院大学白金校舎 アートホール
アクセス:「白金台」「白金高輪」「高輪台」駅、徒歩7分
所在地:東京都港区白金台1-2-37
主催:明治学院大学キリスト教研究所
入場無料、予約不要。

 

講演紹介
弦楽器の中でも最も長い歴史をもつハープは、旧約聖書のダヴィデが奏でる楽器として描かれてきました。特に11世紀頃に原型が完成したアイリッシュ・ハープはヨーロッパ起源のハープでは最古の部類に入ります。この楽器はアイルランドの国章となり、そのささやくような音色は多くのアイルランド人に親しまれました。本学創立者ヘボン博士の曽祖父サムエルも、故郷であるアイルランドのベルファストでアイリッシュ・ハープの美しい音色を耳にしていたかもしれません。しかし、アイリッシュ・ハープは19世紀末に伝統が途絶え、その後1980年代に復興運動がおこるまで、「幻の楽器」として久しく忘れられていました。本講演では、明治学院での研究生活の体験談を踏まえながら、アイリッシュ・ハープの歴史と音楽についてお話します。後半にはアイリッシュ・ハープのコンサートもあります。