アニメ「ありふれた職業で世界最強(2019)全13話 | 助六ノ映画鑑賞残日録

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「ありふれた職業で世界最強」 2019年 日本 全13話 ファンタジー 原作)白米良 (監督)よしもときんじ (声優)深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織

 

 

あらすじ)

高校生の一行が、魔人族の脅威に脅かされた人間族を救う為に、異世界“トータス”に勇者として召喚される。

 

ゲームオタクの南雲ハジメは、特筆すべき能力もない“錬成師”の為に、クラスメイトからは無能と馬鹿にされてしまう。

 

そして、迷宮攻略中だったハジメは同級生の悪意により、魔物が棲みつく奈落へと落ちてしまい死んだとされた。

 

何者も信じられず、憎悪を糧に生き残りに執着したハジメは狩った魔物を喰らい、迷宮の深部でステイタス値を上げていく。

 

また、“錬成師”の能力をいかし、次々と強力な武器を生成しては、さらに強い魔物を狩り続けてレベルアップを続けていた。

 

そんなハジメは、何百年も地下深くの迷宮に幽閉されたいた吸血鬼の娘の封印を解き、共に元の世界に帰ること誓うが・・。

 

 

感想)

本作品は、WEB小説の投稿サイト“小説家になろう”で連載後、オーバーラップ文庫にて書籍化された作品だ。

 

安易な理由で勇者として異世界に転移する物語は、小説、漫画、アニメで掃いて捨てる程存在するが、時代の流れなのか廃れる気配が一向に感じられない。

 

まぁ、気楽に楽しめる分、ツイツイ洋画をそっちのけで観てしまうミドルエイジのオッサンに幸あれ・・・。

 

本作品では、主人公の変貌ぶりが一番の見所だ。身体も小さく軽く苛められる日々を送るハジメは、異世界にきても各ステイタスが平均値な為に無能と蔑まれる。

 

しかし、奈落で腕や眼を失くしながらも、生への執着から想像を絶する苦痛に耐えて魔物を喰らい続け、風貌はすっかりワイルドに変わってしまう。

 

論理間も大きく変わり、「邪魔するものは全て殺す」と、アンチヒーローなキャラクター転換がカッコ良過ぎる。

 

また、軽視された“錬成師”の能力で、現用兵器に近い拳銃やスナイパーライフル、移動用に車やバイク等も生成する無双ぶりを発揮するのが良い。

 

とにかく、馬鹿にされていた主人公の変貌ぶりに驚く同級生達の戸惑いの表情が見たくて最後まで頑張って鑑賞した。その甲斐はあったかな。

 

第二シーズンの製作も発表されたようで嬉しい限りだ。

 

個人的満足度/★★★★★★★★☆☆