PV「スタージル・シンプソン: SOUND & FURY(2019)」 | 助六ノ映画鑑賞残日録

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「スタージル・シンプソン: SOUND & FURY」 2019年 (アーティスト)スタージル・シンプソン (キャスト)水崎淳平、岡崎能士、Masaru Matsumoto、マイケル・アリアス、Henry Thurlow、森本晃司、Arthell Isom(出演)金澤ちゆき

 

 

スタージル・シンプソンの3年ぶりのアルバム「SOUND & FURY」に合わせて製作されたジャパニメーションのPVだ。

 

スタージル・シンプソンは2016年のグラミー賞の“最優秀カントリー・アルバム賞”を受賞したアメリカのシンガーソングライターだ。

 

自身の考案した企画を元に、世界に話題にもなった“ニンジャバットマン”の製作陣が参加したオミニバス風な短編映画に仕上がっている。

 

 

内容は、はっきりいって支離滅裂で理解し難い。数話で構成されているが、物語に整合性は見られない。

 

冒頭は、荒廃した近未来の街をマッスルカーが疾走している。何やら各地で核ミサイルが発射されたようだ。

 

場所は変わって、幾人の僧侶が働く寺の中で二人の外国人鍛冶師が刀を打っているが、二人の刺客に全員が殺される。

 

奇しくも難を逃れた親方は、二人の鍛冶師の魂をこめて二本の刀を作り、マッスルカーに乗り込み復讐に向うが・・。

 

フルCG、アニメ、実写とテイストの違う手法で構成された映像はハイクオリティで見応えがある。

 

しかし、内容も時系列もバラバラな物語が幾話も配置され、発信されるメッセージを読み解く事ができなかった。

 

物語の筋を追う事に気を取られて、肝心の音楽(サウンド)が耳に全く入ってこなかった気がする。

 

ただ、著名な海外アーティストにジャパニメーションの神髄が認められて世界に配信されるのは素直に嬉しい。

 

個人的満足度/★★★★★★☆☆☆☆