アニメ「女子高生の無駄づかい(2019)」全12話 | 助六ノ映画鑑賞残日録

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「女子高生の無題づかい」 2019年 日本 全12話 青春 原作)ビーノ (監督)高橋丈夫 (声優)赤﨑千夏、戸松遥、豊崎愛生、高橋李依、長縄まりあ、富田美憂、佐藤聡美

 

 

あらすじ)

小学生からの幼馴染の田中と菊池と鷺宮は同じ女子高校に入学し、奇しくも同じクラスになる。

 

田中はまず、生徒達と先生に綽名をつける事から始めるが、自らの綽名がなかなか決まらない。

 

取敢えず、菊池は漫画家を目指す真正のオタクなので“ヲタ”、鷺宮は秀才だが感情に乏しいので“ロボ”と名付けられた。

 

結局、田中に当てはまるマトモな綽名は皆無で、その単細胞ぶりから直球に“バカ”と命名されてしまう。

 

また、“ロリ”、“マジメ”、“ヤマイ”、“リリィ”、“マジョ”等と名付けられた女子高生達が学園生活に花を添える。

 

女子大生好きでその風貌から“ワセダ”と名付けられた担任を無駄に巻き込んだ女子高生達の生活とは如何に!?

 

 

感想)

言い訳ではないが、家内が夜中に民放で放映中の本作品を観て「面白い!」と教えてくれたので、以後、視聴を続けた。

 

決して、JK(女子高生)が好きなので観たわけはない(いや、好きなのだが)・・・・。

 

女性の最盛期が“女子高生”と断言し、“女子高生”を最大の武器に青春を謳歌するも空回りする主人公(達)の姿を描く。

 

そこそこ可愛いが、コンプレックスや個性過ぎる性格故に、思い通りにいかない女子高生達の奮闘ぶりがユルく描かれる。

 

特筆すべきは、主人公の田中/“バカ”の純真な馬鹿馬鹿しさが上げられる。そこには1mmの知性も感じさせない。

 

そして、入学式まで女子高だと気付かず、共学で彼氏を作る田中の野望は早々に砕け散ったりする。

 

どうして頭の良い他の生徒達と田中が一緒に進学できたのかが、本作品の一番のミステリーだ。

 

うざいキャラクターは見るに耐えないが、個性過ぎる他生徒達の可愛さと行動が相殺させるので許せる。

 

また、ほとんど恋愛場面が登場せず、同性愛に近い雰囲気があっても、深く踏み込まないので気楽に楽しめた。

 

原作漫画を少しネットで読んだが、本当に面白くてお薦めの作品だ。ぜひ、続編の製作を夫婦で大いに望む。

 

個人的満足度/★★★★★★★★★★(満点)