「ザ・サイレンス 闇のハンター」 2019年 アメリカ・ドイツ 原題:The Silence 90分 ホラー (監督)ジョン・R・レオネッティ (出演)スタンリー・トゥッチ、キーナン・シプカ、ミランダ・オットー、ジョン・コーベット
あらすじ)
ペンシルベニアの未開の洞窟を発掘中に、大量の蝙蝠に似た凶暴な生物が地上に現れて人々を襲撃し始めた。
“ベスプ”と呼ばれる飛行生物は、数年前に事故で聴覚を失ったアーリーが棲むモントクレアまで飛来する。
音に反応する“ベスプ”は、昼夜、場所を問わずに人間を襲い、世界中がパニックになる。
アーリーの家族は家に留まらずに、安全な場所に避難しようと車で移動を開始するが・・・。
感想)
英国人作家/ティム・レヴォンの著書「The Silence(2015年刊)」が原作のNetflixオリジナル映画で4/10に配信された。
音を立てたら襲われるシュチュエーションは、昨年に公開された「クワイエット・プレイス 」によく似ている。
ただ、こちらは数こそ多いが、蝙蝠サイズなので対処の仕方も普通にあって、個体に対してはそれほど脅威には思えない。
また、オープニングは「ワールド・ウォーZ(2013年)」に似ていた。気のせいか設定や演出に既視感を覚えてしまう。
聴覚を失った主人公の為に、家族の全員が手話で会話ができることが、この異常事態で一家の強みとなる。
基本、主人公を支える家族や恋人(男友達)、父親の親友等は、勇敢で自己犠牲を厭わない善い人間ばかりだ。
この手の作品では、一人は身勝手で聞き分けが無い人間が登場するのが定番なだけに、ストレスなく観れる。
しかし、名優/タンリー・トゥッチが出演するも、お手軽で凡庸なテレビ映画としか喩えようがない作品だった。
個人的満足度/★★★★★★★☆☆☆