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考える道具を考える

The instrument which I think

大分過去のことになりますが、
コミュニケーションの新しい体験学習の方法として、
暗闇体験という方法が流行っています、とご紹介したことがあります。

本日のNHKの朝のニュースで、
日本で行われているこの暗闇体験の模様が放映されていました。

ドイツで発案され、世界各国に波及しているこの暗闇体験。
日本にもNPO法人が設立されていて、
既に多くの体験が実施されているようですね。

ここのサイトにアクセスすると、
こんな文章が出ています。

‥‥目以外のなにかで、ものを見たことがありますか?

 暗闇の中の対話。
 鳥のさえずり、遠くのせせらぎ、土の匂い、森の体温。水の質感。
 足元の葉と葉のこすれる枯れた音、その葉を踏みつぶす感触。
 仲間の声、乾杯のグラスの音。
 暗闇のあたたかさ。

 ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。

 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。

 世界25か国・約100都市で開催され、2009年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。
 1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約6万人が体験しています。

(サイトの原文のまま引用)

また、発案者のアンドレアス・ハイネッケさんは言う。

‥‥現在の物質的に豊かになった世の中では、人間は倫理と人道的な価値観とを損ないがちであり、利己主義になる。しかし暗闇のなかで人間は誰でも平等であり、それぞれの中にある根本的な価値観を思い出し、謙虚さや感謝を甦らせることができる。困難に直面しても、お互い協力し合えば一緒に乗り越えられることを誰でも知っている。それをダイアログ・イン・ザ・ダークを通して実際に体験できる。(サイトのあいさつ文から一部引用)

暗闇体験。
人間のコミュニケーションにおける視覚情報は、
その55%以上を支配しており、
視覚を遮断したときに受ける不安、手探り、他者の質感などを、
じかに体験できるところがこの体験の良いところらしいのですね。

文字通り暗闇の中のダイアログ=対話とは何か?
一度お試しあれ!


ついに今年のゴールデンウィークも最終日となりました。

毎年のことですが、連休中に
溜まった仕事を片付けようと計画し、
計画を修正しているうちに連休は終わります。

せっかくのお休みなんだし、世間も皆、休んでいるのだし、たまには仕事を離れてのんびりしようなどと思えばいいのですが、そこは貧乏性。ここぞとばかりやるべき事を列記したのが4月28日の夜でした。

やるべき事の数、約52。
そんなにやることがあったのか?

一つ実行したら、二重線で消していこう!

‥‥

その時の意欲は、本日まで続いているのですが、
二重線の数は、まだ一つもありません。

仕方ないか‥休みなんだし‥。

そうそう、せっかくだから、禁煙しよう!
計画には書いていなかったことですが、突然、思い立ちました。

いつから? このカートンがなくなってからでしょうね!


とにかく恐れ入りました。
石川遼さんの58という記録は、当分破られることはないでしょう。
オリンピック100メートルボルト選手の9秒58と同じ58?

中日クラウンズという日本で三番目に伝統のある大会。
距離は短いが難攻不落のグリーンを、
ガンガン攻めていっての58。

スウェーデンのゴルフが世界に注目された時、
ソレンスタム選手のような世界的な実力者の登場が話題を呼んだのですが、
そこでトレーニングメソッドとして注目されのが、
54ビジョンでした。
スウェーデン・ナショナル・チームのコーチ、
ピア・ニールソンが作ったビジョン。
一ラウンドを54で回る目標を立てて、
そこに向かってトレーニングする。

パー72のコースで、
全部バーディで回る。合計54。


このトレーニングプログラムは、
ある意味メンタルスポーツとしてのゴルフの目ざす意識の問題だと捉えていたのですが、
実際に、この目標に近接する結果がでると、
別次元の話となりますね。
それだけ凄い記録を作ったということなのでしょう。


海の向こうでは、
メキシコで開催されたLPGA。
今年三度目の優勝を飾った宮里藍さん。

アメリカの大会で年間3勝以上するのは、
日本人でははじめてではないですか?
正確にはわかりませんが、樋口、岡本以上の記録では?

今の若者達の実力は、
これまでの常識を覆していく。
これからも楽しみではありますね。


ジョニー・デップとティム・バートンのコンビでしかも話題の3Dディズニー映画。アバターに続いて3Dを楽しんだ。

連休の初めにこの映画を観た。
スウィニー・トッド‥フリート街の悪魔の理髪師に続く異色のコンビが話題を呼んでもいるのですね。とはいえこのコンビはこれまで、シザーハンズ、エド・ウッド、スリーピー・ホロウ、ティム・バートンのコープスブライド、チャーリーとチョコレート工場‥‥こんなに沢山の作品を世に出しているのです。


映画の内容は見てのお楽しみとして、
3D映画とは何だろう? と考えた。

今年が、娯楽作品として一般化する3D元年だと言う人もいる。

上海万博が昨日開幕して、
昔の日本の大阪万博の時の様子と似たような風景が展開されている。
新しい技術の発表の場でもある万博。
その後1985年に開催された筑波科学万博がありましたね。
私は、本当の3D元年は、本来は筑波から始まったとみているのですが‥。

その時、3Dは大型ドーム型映像の中で人々に大きな衝撃を与えましたね。
ドーム型なので、3次元の中に自分が置かれた感覚のはじめての体験。
まさに未体験ゾーンに運んでくれた。

平面スクリーンに展開される3Dは、
しかし、ここまでの迫力はない。
むしろエンターテインメントとしてのアリスは、
前面に飛び出す映像というより、
奥行きを持った三次元映像といえるわけですね。

そして3Dは、
リアルな社会派ドラマより、
アバターのような未来、宇宙の想像の世界や、
アリスのような不思議世界のほうが描きやすい。

幻想の世界が、
3Dで創造されるという観点で見ると、
アリスが描いた世界は、それだけで十分楽しいものでありましたね。

老眼と近眼が入り混じった私の眼では、
観終わってから少しフラフラしましたが、
一見の価値ありです。


$考える道具を考える-歌舞伎座
実は歌舞伎座のことはほとんど知らない。
仕事で銀座、東銀座界隈を歩くことが多く、
写真はさよなら公演が残り31日となった時の正面右手にある案内提灯の様子を写したもの。

先月の28日に、文字通り幕切れとなりましたね。
歌舞伎座閉場式は昨日30日に執り行われました。
2013年春、地上29階建ての高層ビルの中に、新しい歌舞伎座が開場する。

私は、劇場という空間が好きだ。
特に、開幕前の僅かな時間が好きだ。

そこには、夢が溢れている。
役者と観客との一本勝負が始まる
両者の緊張感が流れている。

その空気感が好きだ。

歌舞伎は江戸時代の様式を今に伝える。
今、本当に歌舞伎を楽しむということができるのか
それは私のような素人には分らない。

古典の楽しみ方とは、
時間の楽しみ方なのかも知れない‥
時間を伝えてきた空間が閉じられる。
グッバイ歌舞伎座!

今日も元気で!