伝統と革新 | 考える道具を考える

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NHK BShiの「100年インタビュー」。
イギリスの政治経済学者、ロナルド・ドーア(85)さんが登場。

ドーアさんの主張は、

‥‥互いに共存する中で、より良い結果を目指そうとする日本型資本主義。

の検証のお話しだった。

グローバル社会の浸透の中で、
日本が日本的なるものを失わず、
新しい資本主義の構造を確立すること。

やはり、こういう提言には、耳を傾けたくなる。

日本的共同体の価値と、
それを未来に向けて構造変革しようとする試みは大切だが、
アングロサクソン的新自由主義の形だけをまねた構造では、
日本人は戸惑うだけだ。

資本の考え方も、
株主絶対主義の嵐が吹き荒れたときに、
日本人は、明らかに、
ホリエモンや村上流の拝金主義を唾棄した。

その根底にあるものは、
共存による社会システムの価値を信頼する
日本的な精神のあり方だったと思う。

今も、六本木ヒルズあたりにいる起業家の方々と話していると、
そこには、こうした志向性は感じられない。
一攫千金、ジャパニーズドリーム?

ドーアさんの日本に対する警鐘は、
日本の近未来の重要な転換点に位置づけられた、
歴史的発言になる気がする。


‥日本人は、大切な日本的なるものを、失おうとしているのか?