時間に余裕がある時は、ドラッカーを読むべし。
時間に余裕がない時こそ、ドラッカーを読むべし。
ビジネスマンにとっての基本的教科書が、
ドラッカーのマネジメントであることは疑いない。
そして、何故か、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」(岩崎 夏海著)という一冊のユニークな出版物が話題をさらっている。
このユニークな関係性の提案、つまり、ビジネスの知と高校野球の実践マネジメントが結びついた意外性が話題を呼んでいるのでしょう。(青春小説なのだという。小説として読むには、文体が稚拙すぎるという批判もある。)
‥‥
私は、かつてQCの普及のためにファシリテーターをしていた時、姫路市にある社会人野球のチームを強くするために、チームビルディングやワークアウトの手法を取り入れて、グループワークを実践指導したことがあった。
社会人野球では全国大会に出るまでにいくものの、それ以上にはならない。
そこで、チームと個人の役割と努力の方向性を見つけ出すために、チーム全体で「考える場」を創り、QCの7つ道具で分析して検討し改善提案した経験がありますね。
結果として、このチームは、見事にその年の全国大会で優勝(一度だけでしたが‥)した。
ビジネスマネジメントのノウハウを、野球に応用したわけです。
‥‥
だから、高校野球にドラッカーが持ち込まれたとしても、私にとっては違和感はなかった。この物語はフィクションなので、実際とは違うものの、若者達や就職活動をしている学生には刺激になったかもしれませんね。
それにしても、ドラッカーが再認識される契機となった生誕100年の昨年、様々なドラッカー再読の風潮は増加したのも事実ですね。アマゾンの特集では、ドラッカーがお亡くなりになる一年前に、下記のようなご本人からのメッセージがあったことを掲載している。その中で、ドラッカーは、日本の若者達に向けて、以下のようなメッセージを残してくれたのでした。
--自分の強みは何か? 自分は何が得意か?
--自分の強みを十分生かすためには何を学ぶ必要があるか?
--自分の不得意なこと、そして絶対にすべきでないことは何か?
--自分の価値は何か?
--最後に、自分はどこに所属し、どこに所属していないか?
これらは140年前に、近代日本の創設者たちが真剣に向き合った問いである。渋沢栄一と岩崎弥太郎の両氏は、これらの問いを幾度も考えた。明日を担うマネジャーとなるために、今日の教育ある日本の若者は、再びこれらの問いに向き合い、答えを出さなければならない。
2004年9月 ピーター・F・ドラッカー
そして興味深いのは、以下のメッセージでしょう。
‥‥2010年の日本は、「情報技術(IT)」や「新生産方式」といった新しい技術におけるリーダーとして卓越しなければならない。また、1970年と1980年の日本は低賃金の新参国であった。その恐るべき強みは、「総合的品質管理(TQM)」で見られたような生産性の高い現場労働者を育てる能力にあった。したがって、2010年と2020年の日本は、生産性の高い「知識労働」と「知識労働者」を育てなければならない。
(引用元はアマゾンです。)
なるほど。