春の長雨。
トタン屋根を打つ雨音。
その音で、雨の存在を知る。
‥‥
トタンで出来た屋根など、どこにあるの?
大都市ではなかなか体験できない聴覚幻想ですかね。
コンクリートやアスファルトに落ちる雨。
その音は、乾いた響きで、情緒はありません。
音によって雨の存在を知り、
静寂を知る。
まったき静謐の中で坐禅を組んでいると、
雨が庭木を打つ音で、静寂を知ることがあります。
あぁ、私はこんなに静かな場所に居たんだ!
‥‥
誰かが呼びかけてくれたので、
私は私を知ることができた。
その呼びかけが、
私の存在を確かなものとしてくれた。
そんな体験もあります。
長雨の夕暮れには、
誰かに、話しかけましょう。
その人にとって、何気ないその呼びかけが、
その人の中の自分と出会うきっかけになるかもしれないですしね。
ねぇ! 元気にしている?