ヤン・リーピン「シャングリラ」絶賛 | 考える道具を考える

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The instrument which I think

中国雲南省の少数民族の踊りを、
現代の舞踏の世界で再現してみせるヤン・リーピン。

BUNKAMURAでの公演は真っ盛りです。

巨大な月。
月光に照らされた切り絵のようなリーピンのシルエット。

人間の肉体が表現する、神への祈りの舞。
孔雀と化して融合しようとする人と自然と愛の世界。

巨大な太鼓が打ち鳴らされ、
天に向けての人間からの叫び!

優雅さと力強さと少数民族出身の若者達の集団演舞。
肉声の共鳴。

生の迫力は、感動ものです。

‥‥

これを舞踏と呼ぶのだろうか?
私の大好きな田中泯さんの「静の世界」とは違う、
大陸的な躍動で構成された「動の世界」がリーピンの描く舞踏といえるのか?

日本の何処にでもある筈の
土着の舞踏の世界を、
リーピンのように体系的な芸術の世界に止揚することができれば、
それはそれでとても面白いものになるだろうな‥
などという感傷も湧いて来ました。

一見の価値ありです。