スピード幻想 | 考える道具を考える

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「時間」が価値を生む!

最初に「時間」を経営資源の中に位置づけたのは誰だったのでしょうか?
人、モノ(商品)、金の3大経営資源に、「情報」が加えられたのが、
20世紀後半。そして、「情報」+「時間」で、新しい価値が創造される。

それにしても「時間」に対する価値観は、人それぞれ違う。
それまで一時間でこなしていたものが、30分で終われば、
二倍の「時間価値を創造」したことになる。

しかし、この時間価値に対する解釈は、言葉の本当の意味からすると違うらしい。

本来は、金融の世界の用語で「将来に値上がりするかもしれないという期待に対する価値のことで、予想期待度、期間の長さ、金利を尺度として計算される」価値計算となるらしい。(金融用語辞典から)

今持っている金融資産の将来的な値上がりを、その期間という時間で価値計算した値のことらしい。これは市場というロジカルな世界での話し。

でも私は、時間価値とは、
人が生きるという有限の時間の中での、
もっと情緒的な時間の創造という意味での価値を問いたい。

スピードを上げることで、時間の価値を二倍にするという、
効率性、生産性だけを捉えた価値観で事業経営すると、
どこかに大切な何かを置き忘れてきてしまうということですね。

時に、静かに、
自分の呼吸を数える「時間」を持つこと。
それを私は、マインド性の高い「心の時間価値」と呼びたい。

これは大切な経営資源だと思うのですが、
いかがでしょうか?