
壮大な群集劇。
ミュージカル レ・ミゼラブルが今年も順調に公演を続けている。
1987年から毎年続いて、今年で22年目となりますか?
(但し、今年は何か空席が目立つように感じられますが‥)
内容はご存知の方も多いのでここでは触れませんが、ミュージカルという形式が持つ、芝居と音楽と歌の共鳴はいつもながら観客を魅了しますね。同時に、観客の拍手との共鳴という視点でも、一つの芝居の総合性が成立するものと思います。
観る側のレベル。
どのシーンで、どのタイミングで拍手を入れるか‥。
順番に訪れるキャストのソロの後には、当然拍手が鳴り響くのですが、ストーリィを理解していないと、さらにシーンの合間での拍手の入れ方にも差異が出てきてしまうことがあります。
今年のレミゼで感じるのは、
このミュージカルはかなり繰り返し観に来るマニヤックな人々に支えられてきたように思いますが、そうした観客の入れ替わり‥というか、今年は、観客の新人さんたちが多いように感じます。拍手の入れ方にぎこちなさが感じられるからです。(不況が要因しているのかも‥)
ロンドンでこの芝居を見た友人は、そのとき、隣で見ていた初老の男性が、最初から最後まで演奏される楽曲の全てを口ずさんでいたと話してくれました。いわば一体となっているのでしょうね。
その意味では、日本の歌舞伎などの合の手と同じように、芝居が、演じるものと観るものの共同によって完成されていくものだとつくづく思います。だから、板の上の芝居は、一回は一回なのでしょう。
とはいえ、観るものとしてのプロ意識を持ってミュージカルを楽しむのもいいものであります‥。
いかがでしょう?