ライバル対決 少年サンデーvs少年マガジン 50年の歴史 | 考える道具を考える

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NHKの番組とからんだ特集でしたね。
ライバル対決。

週刊少年サンデーと週刊少年マガジンの創刊時の頃を中心としたライバル同士の戦いの模様をドラマと絡んで仕立て上げた番組。現代の漫画文化の基礎を作った時代の編集者と漫画家とのある意味闘いみたいなものが描かれていて興味深いものでした。

そしてこの闘いは、小学館と講談社という二大出版社の戦いでもあったわけですね。

創刊号の値段がサンデー30円、マガジン40円。最初の印刷部数は、30万部対約20万部。サンデーがいつも一歩リードして時代は展開していく。長嶋と朝潮が表紙を飾った創刊号のイメージは、私達団塊の世代の記憶にはいつまでも残っていますね。

ちなみに2008年12月日本雑誌協会がまとめた発行部数調査によると、

  1位 週刊少年ジャンプ 280万部
  2位 週刊少年マガジン 170万部
  3位 週刊少年サンデー  80万部

いずれも週刊で発行している少年誌のジャンルの部数です。(参考までに月刊少年マガジンが90万部、コロコロコミックが89万部、大人向けではヤングジャンプが90万部、ヤングマガジンが88万部、小学館のビックコミックオリジナルが81万部といったところ、ちなみに少女向けコミックでは小学館のちゃおが80万部とダントツです)

後発の集英社が発行する週刊少年ジャンプが一時期400万部以上発行していた時代もありましたね。

さて、ライバル対決という視点でみれば、明暗くっきりですが、毎週500万部以上の週刊漫画雑誌が発行されていること自体驚異的なことですね。(NHKの番組ではライバルとして凌ぎを削ったという印象の少ない創り方でしたが‥)

かつては文学青年という言葉が漫画青年に変わり、今はアニメ青年なのでしょうか?
漫画は、文学と映像を繋ぐ創造力溢れる分野を築いていることは確かです。アニメのリアリティ溢れる世界観と言葉による文学の想像力の刺激との中間にいて、読者一人ひとりのイマジネーションを圧倒的に刺激する芸術世界として確立したことは確かなのでしょう。

それにしても、たかだか50年。番組のシーンの中にあった「50周年は100年に向けての第一歩」というキャッチフレーズに共感しました。