書きたい衝動 表現の場の多様性に、今更ながらに驚く | 考える道具を考える

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The instrument which I think

脳の何処かが壊れてしまうと、文字を書き続けないと死んでしまう病にかかる人がいるといいます。文字だけでなく、絵も。あるいは音楽の創造もまた‥。

脳が壊れていなくても、人間の潜在的な欲求には、表現することの衝動が常にあるように思えます。自然界の中で生物としては弱肉強食に最も弱い人間が編み出した生き抜くための方法論が、コミュニケーション能力だともいいます。

束になって野生動物や、恐竜に立ち向かう知恵を獲得し、今や、地球を支配している?ようでもあります。

だから表現することは、人間が生きること、生き抜くことそのものの原始的な衝動でもあるのでしょうね。

‥‥

とは言え、僅か数十年前までは、素人が不特定多数の方々に表現を発信する手立てはなかった。文学賞を獲得するか、同人誌を出すか‥ある種の社会的認知の場がなければ出来ない所作でありましたね。でも今は、こうしてブログがあり、SNSがあり、メールマガジンがあり、勿論、紙媒体があり‥。

潜在的な表現欲求を充足できる方法が、バーチャルな世界に出来上がると、日本人のほとんどがそこに参加しているように、巨大な表現衝動の集団が出来上がっているのですね。これは、生きることと同義語だから当然といえば当然‥。

そして、こうした世界がなければ、ほとんど出会うことがなかったであろう方々と出会うことができる。それもまた、魅力と言えばいえますね。

書きたい衝動に従って、何でもいいから書き続けていくと、その先に不思議な未体験ゾーンが開けてくる‥これは確かです。大いに満喫しましょうよ!

  ‥彼岸に、父母の墓前で‥。
   風が吹いてきて、お線香の煙が眼に沁みた時、ふと思ったことでした。