ドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブール、ヨハネスブルグ、サンパウロ、シンガポールと続いたNHKスペシャル「沸騰都市」のシリーズ最終回は、東京。題して「TOKYOモンスター」。
昨夜、というより本日の深夜、2月に放映された再放送を総合テレビで見ることができた。
この番組の解説には、こんな言葉がある。
‥‥人口流出が続いていた東京だが、今再び毎年10万人という大幅な人口増加に転じている。
‥‥大きな原因が、企業の東京移転と外資系企業の進出。グローバリズムの地殻変動を日本は、東京一極集中という方法で受け止めようとしている。
‥‥首都圏で進む再開発プロジェクトは、100を超える。東京の再開発を担ってきたのは、三菱地所、森ビルといった民間デベロッパーである。情報、文化を東京に集積し、環境に配慮した街作りで、世界の都市間競争で生き残ろうとしている。
押井守さんのアニメーション制作で有名なプロダクションIGが、2029年の東京の姿を描写していた。これも興味深い演出でした。
で、結局‥‥高層に伸びていく東京の姿と、地下深くにもぐっていく地下開発との上と下への大開発が、東京の姿を大きく変えようとしているのが、丸の内を仕切る三菱地所と港区を仕切りヒルズのコンセプトで拡大を続ける森ビルの事例で検証されていた。
一極集中の排除‥これが、つい先ごろまでの国土交通省の政策理念であったが、今や、益々、東京への集中は増大している。どこまで膨らんでいくのか‥世界も注目しているのは間違いない。
その背景には、世界の都市間競争に打ち勝つためという大義が見え隠れする。戦後の復興、高度情報社会への変貌、そして未来都市へのジンテーゼの提案。この集中力は、悪くはないんだろうな‥‥。しかも、東京に住んでいれば、満員電車の通勤地獄などは体験することもない‥‥のだから。