眠れないので、深夜、何気なくテレビを見ていた。
すると、日本ではTBSテレビで放映される「CBSドキュメント」(毎週 水曜日25:55から・司会ピーター・バラカン・吉川美代子)が放映されていた。
登場したのは、北京五輪競泳8冠のマイケル・フェルプス。金メダル8個を獲得した23歳の青年の練習に明け暮れる日常と私生活が紹介されていた。五輪後のスポンサー依頼の殺到の様子も面白かった。(何しろ世界各国から1日300件以上のスポンサー依頼が続いているというのだから凄いですね)
番組の中で興味深かったのは、五輪までの彼の練習と目標設定の方法だった。一年365日、休みはなし。目標に設定された記録の数字は、とても尋常のものとは思えない高い数字だった。(結果的には、6種目でその目標を突破している)
‥何故、そんなに高い目標に挑戦するんだい?
質問に答えてフェルプスは言う。
‥想像を超えた目標を設定すると、その高みに挑戦する意欲が高まるんだ。そして、突破した時に無常の喜びを感じるんだ!
選手の能力というものはあるでしょうね。
でも、目標をどのレベルに置くか‥‥ビジネスを展開していると、ついつい、その人のレベルに合わせて目標を作ろうとする癖がある自分をふと振り返ってしまった。
100を目標とすると到達地点は、100前後。その目標を、500に置くと、例え300までしかいかなくても、少なくとも100より200多い結果が得られている。しかも、まだ十分に満足できないから残りの200を突破するための努力を継続する。
高い目標を置くことに、ためらいはいらないのだ!
そんなことを感じていましたね。いかがでしょう。単純なことなのだけれど、なかなかできない。
‥‥
そして、余談ですが、この2月にマイケル・フェルプスは大麻を吸引したとして叱られましたね。そして、この事件で、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は若者の未来を剥奪してならないと寛大な処置をしました。その寛容さに共感します。
どこかの国では、大麻を吸ったお相撲さんは全員解雇。確かに法律に違反することではあるので、良いこととは言えませんが、「五輪で英雄になったからと言って、まったく落ち度のない人格者であることを望むわけにはいかない。彼はまだ若者でもあるのだ」と論評したアメリカのメディアに共感しましたね。
一人の英雄を生んだら、その英雄が育っていくことにも敬意を表す‥‥アメリカの懐の広さを感じさせてくれたコメントでもありました。