観光地のIT環境 日常と非日常の情報選択を考える | 考える道具を考える

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昨年の後半あたりから、
国内の観光地の入込み客数は、少しずつ回復基調にある。
但し、ここにきて、アジア各国から訪れる観光客の数は、
円高の影響を受けて減少に向かっているようで、
楽観的に見ることはできないのも事実なようだ。

私は仕事で観光地の再生のお手伝いをしている。
特に地場の観光事業者の皆様と、
どのようにお客様満足度を上げていくかについて議論することが多い。
その場合、お客様に対するCSを向上させることは、
すなわち「従業員の満足度を上げる」ことと同義語であることを実感する。

しかし、景気が低迷し、観光客数が伸びないと、
そこで働く人々の給与水準も低く、モチベーションが上がりにくいのも実際なのですね。

地場で働く人が、働く喜びを感じ、充実していないと、
お客様満足度を上げる意識に心が向かわない。
CSとは、ESとよく言うけれど、それはどうやら本当のようです。


ところで、地方の観光地のIT環境はとても貧弱なところが多い。
私の場合、自分でPCやモバイルPCを持参して仕事をする場合がほとんどですが、
そういう装置を持って移動することができない時、
地場にインターネットに接続する環境がほとんどないことに驚かされる。

ネットカフェがあるわけではなく、観光ホテルや旅館には気軽に活用できるネットのコーナーもほとんどない。都市部のビジネス系ホテルであれば何とかあるものの、温泉地などに入り込んでしまうと、環境が整っていないことを実感する。

地場の図書館などには、ネットを自由に使える環境もあるが、基本的に検索や閲覧するだけで、データの書き込みなどは制限されている。ブログの更新などはできない場合が多い。

観光地なんだから、日常のストレスの高い仕事の環境から脱却して、非日常を体験するのが観光地のあり方だという人もいる。その考え方に真っ向から反対するつもりはないが、現代社会では、非日常の中でも「情報接触」の環境はなければならないでしょう。

なんというのでしょうか?
情報インフラは、少なくとも日本国内においては公平であってほしいと思うのですね。
その上での地域の特色が必要だと、最近は実感しているのです。

皆様はどう思いますか?