新年のNHKスペシャルで「2009 世界はどこへ向かうのか 日本はどう向き合うのか」という番組が放映された。小泉改革の頭脳として活躍した竹中平蔵慶応大学教授、八代尚弘国際基督教大学教授(内閣府経済財政諮問会議議員)、勝間和代さんら論客が参加し、日本の経済金融政策や労働政策について議論した。
久々の本格的な議論に思えた。経済論や労働論の全てが、日本の高度経済成長を支えた時代に出来上がったシステムとして機能していること、時代の変化に対応しきれていないという指摘だったように思える。
改革するとは、成功したシステムを時代の変化、特に国際社会の中の日本という位置づけで見た上でまさにチェンジ!変革できるのか?という問いだったように思えましたね。成功体験を否定するのは難しい。国際化の波の中で、日本だけ関係ないとはいえないのも事実なのですね。
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国際化。
そういえば、元旦恒例の第53回全日本実業団駅伝を観ていてふと思った。
主にケニア選手が数多く所属する実業団駅伝チームですが、今年は、外国人の登録が2区約8キロのコースに限定されたことですね。ケニアの選手の群を抜く脚力と日本選手との差が大きすぎるので、第一区から大きな差ができてしまうとつまらなくなるとでもいうのでしょうか?(高校駅伝も一区から排除された)結局、富士通、日清食品グループ、旭化成の三チームの団子の戦いになってしまったのですね。
高校でも大学でも、日本の伝統の駅伝にどんどんケニアの選手が参加するのは、とても刺激的。もっと多様な国々の選手が参加するほうがレベルも上がるし、楽しいはずなのに、このような「規制」をすることに何の意味があるのか?
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話は変わって、私の友人の一人がテレビのニュース番組を制作している。
この年末年始は静岡などに詰めているという話をきいた。工場での派遣労働者切りの実態を取材しているそうだ。特に、ブラジルからの労働者が多いこの地域。今回のリストラで最初に契約解除されたのがブラジルなどの海外から来た労働者たちなのだそうです。
国際化‥をテレビで議論した最中に、国際化とはまったくかけ離れた現象が、スポーツでも、仕事でも、様々な場面で発生していることを、どう考えたらいいのでしょうか?
そして自分の今年。
実は、こうした四方山話をテレビの向こうに見ながら、
朝から美酒に酔っている自分がいるのも、また事実なのですね。