ファシリテーターは、企業組織の問題解決のための潤滑油となるのか? | 考える道具を考える

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「ファシリテーターの道具研究会」という任意の研究団体があるらしい。
この研究会に所属するビジネスマンや研究者、コンサルタントが手分けをして作ったのが本著だ。「ファシリテーターの道具箱」(ダイヤモンド社2008年3月刊)執筆のリーダーは森時彦さん。神戸製鋼所やGEに勤め、マーケティングや開発を担当した後、コンサルティング会社を設立して現在は各種の講演や指導をしている方とあります。

アメリカでは、ファシリテーターという独立した存在が社会的に認知されていますね。コーチングもそうですが、社内で大きな会議を開いたり、具体的な開発や顧客理解のためのミーティングをする時には、プロのファシリテーターが呼ばれます。社内会議は、外部のファシリテーターの存在によって、客観的になり問題解決型になります。

わが国では、まだまだファシリテーターの存在が社会的に認知されているとは言いがたい状況です。コーチングとファシリテーションの相違点は、コーチングが個人の能力や問題解決に重点が置かれているのに対して、ファシリテーターで集団や組織に注目するところでしょうか?

さて本著、道具箱というからには、様々なツールの解説が続きます。一つひとつのツールに目新しいものはありません。マインドマップまで含まれています。大切なのは、道具ではなく、道具の使い方だ‥とは、本著の前分にありますが、残念ながら使い方については、使う人の理解と実践のための努力が必要のようです。そうですね。道具の存在を知れば道具を使えるというものではありませんからね。

ファシリテーターという存在そのものに、私は強い関心を持っています。
その存在が使う道具のカタログが本著だとしたら、具体的な実践こそ、大切なのでしょうね。
ファシリテーターという立場にたったつもりで、ミーティングをリードしてみると、また会議参加の新しい側面が見えてくるかもしれません。

   ‥大切なのは実践力。