映画「Xファイル」を観た | 考える道具を考える

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モルダー&スカリーが活躍する「Xファイル」が6年ぶりに復活して帰ってきた。
1993年から全部で9つのシリーズが公開され、現在の「24」などのテレビドラマシリーズの先駆けとなった番組だ。

超常現象、UFO、地球外生物など、テーマ的には人間の空想力を刺激する世界を、オタク(モルダー)と医学者(スカリー)との組み合わせで、観る側の心理を煽った演出は、十分楽しいドラマでしたね。

今回の復活版は、失踪したモルダーが、どんな風に帰ってくるのか‥それが楽しみでもありました。

で、今回の作品の出来栄えは‥‥それは観てのお楽しみといたしましょう。

ただ一つ感想をいえば、最近のハリウッド映画の「地球破壊」テーマの蔓延で、不可解な生物がニューヨークを意味なく破壊し尽すシーンや、霧やウィルスものなど、「不条理パニック映像」になれてしまった視聴者には、物足りなかったかも‥と思うことです。

何しろ、何だか、この秋から冬にかけて公開される映画は、パニック満載。
崩壊していく現実の社会を暗喩するのが目的なのか‥極めて刺激的に制作しているものばかりで、「何回、地球を破壊すれば気が済むんだ?」と思わずにいられない内容のないものばかりなのですね。

映画は娯楽なので、教養を重んじる必要はありませんが、それにしても‥。

2001年宇宙の旅、エイリアン、ターミネーターなどの作品には、サプライズが確かにありましたね‥。

Xファイルには、思い入れが多くあります。
新しいきわめて現代的で科学的でいて、それでも空想の楽しみを持った作品として、新たなシリーズが開始されることを望むばかりです。