自分の人生を演出する 海外ドラマ「ダメージ」を一気に見て | 考える道具を考える

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水曜日のTSUTAYAさんは、レンタル半額の特別の日。
夜遅くまで人がごった返している。

久々にTSUTAYAに行き、11月に公開される劇場版「Xファイル」に関連した映像はないか見ていた。
すると、NHKBSで放映されていたサスペンスドラマ「ダメージ」がレンタルされていた。


 血だらけになった半裸の女性が大都会の真ん中で保護される。彼女に何があったのか?

といったキャッチに惹かれたのも事実でしたが‥‥
このドラマは、カリスマ女性弁護士パティ・ヒューズ(グレン・クローズ)と新人弁護士エレン(ローズ・バーン)を軸に、巨額の賠償金がかかった訴訟事件を描くテレビ用ドラマ。全13話、CDで6巻ありました。全てを借りた。

最初の一巻を見て、次の展開が気になり始め、先週の土曜日、遂に全13話、約11時間近く連続して全ての映像を見通してしまった。謎解きは最後にならなければ分からない。殺人事件の現場から逃げ出したエレンが保護され、警察で取り調べを受ける場面と、それを遡る6ヶ月前からの時間の流れが、複雑に行ったり来たりする。少しずつ過去の流れを逆流することで、視聴者の興味を高めていくこの手法は、ありがちではあるが、引き込まれる。

そして特に興味深かったのが、冷徹で容赦のない弁護士パティ・ヒューズの姿。訴訟社会のアメリカの「問題解決」の方法と態度、そしてそれが莫大な賠償金という「お金」を生む世界であるということの絡み合いが、現実の自分のビジネスへの取組み方と対照されて、ある意味とても参考になるドラマでした。

  ‥‥あなたは、ビジネスの目的達成のために、ここまで冷徹になれますか?

といわれているようでした。訴訟相手弁護士との熾烈な駆け引き。身内の弁護士さえも策略のために平然と利用する。切り捨てる。状況が変われば、また受け入れる。策を巡らせた情報戦。まあ、現実にありそうな世界のリアルさに、

  ‥‥私は、甘いな!

と思わずにいられないのでした。ビジネスは合理の世界。徹底したロジックの計算された世界。非合理は敗北に繋がる。ここまで徹底しなければならないのか? と恩情大好き人間の自分を振り返ったのでした。


 ※緒形拳さんが突然逝ってしまった。名優をまた一人失った。合掌。