TBS系列、日曜日の朝7時30分から放映されている「がっちりマンデー」(進行 加藤浩次、遠藤晶子)に日清食品の安藤社長が登場していた。
チキンラーメンの開発で日本の庶民の食べ物に革命を起した同社の、新しい「ピンそば」(縮れ麺ではなくストレートなピンとした麺)の紹介など、ユニークな開発の現場を紹介してくれた。いつもながら、この開発努力には驚かされる。
そして、中でも驚いたのが、この開発で成功、失敗した結果を、金額にした個々の社員が責任を負っていくというシステムだった。新商品で失敗すると3000万円の負債を背負う。勿論、現金で負債を支払うわけではなく、現実のビジネスでの実感を持ってもらおうという発想だ。次の開発で、この負債をどう挽回するかが、開発者の意欲を駆り立てる。
責任の所在が曖昧な日本の組織。
一つの失敗が誰の責任か、大企業になればなるほど分かりにくくなる。同様に、成功する場合でも、誰が役に立ったのかは不明だ。
かつて、SONYに勤めている私の友人が、ウォークマンの開発に成功した時、この成功の立役者は誰ですか?と質問したら約300人が手を上げたということがありましたが、たった一つの商品の開発には、それだけの開発担当者がいるということでもあり、笑い話にはならなかった記憶がありますね。
新しいビジネスに挑戦する場合、誰にもいえない「覚悟」が必要ですが、その覚悟とは、まさ に責任の取り方に表現されるのかもしれませんね。