最新作スカイ・クロラの劇場公開が始まった。
精細なアニメーション画像と難解なダイアログで若者を魅了してきた押井守監督。
しかし、今回の作品も評価は割れているようだ。
そんな新作の制作現場にカメラが入った。
NHKのドキュメント番組「映画監督・押井守のメッセージ」が4日の22時50分から放映された。
‥テーマは、若者に伝えたいこと
その伝言は、
‥生きるということは辛いこと。
特に若い時代は、苦しいことばかり。
自分もまたそうであったように‥‥
‥でも、55歳を過ぎて思うこと。
それでも、生きていると、いいことはある。
こんな感じだったでしょうか?
永遠の生命を与えられた人間の空虚感‥それを現代の若者の心の中に見つめる押井監督からのメッセージとして、スカイクロラを観る楽しみがあると思った。これまで、どちらかといえば、自分の世界、他者を突き放したような距離感で作品を描き続けてきた押井監督が、はじめて人間を抱きかかえようとした作品として、その意識の変化が作品にどんな風に表現されているのか‥それが楽しみの一つでもあると、私は思っています。
そういえば、先のNHKの番組「課外授業」に登場した押井監督は、自身の出身小学校で「沸騰都市」の観察の重要性を子供達に教えていた。この番組の中では、押井監督のイメージの中にはスカイクロラのキーワード「キルドレ」という永遠に若者で在り続ける子供達という今回の作品の主人公の存在と、現実の小学生とが重なる危うさを感じながら「授業」を続けていたのかもしれない‥とようやく気がついた。
‥‥押井監督作品は、評価するのではなく、感じることが大切だと思う。