人間の習慣は、人間が生きる知恵でもあります。
毎日、通勤で通る道。ほとんど考えることも意識することもなく、体が自然に「歩いて」いる。何か心配事を考えながら通勤電車に乗っていると、会社に到着してから自分がどのように此処まで来たのか憶えていないこともある。
体が記憶する。
だから、あの場所に行くんだと意識しなくても、その場所に到着できる。
これが、体に記憶された行動パターンなのだと脳科学者の多くは分析しています。
‥‥
しかし、仕事をしていると、時々、自然に蓄積された行動パターンという記憶をリセットする必要に迫られることがあります。
新しい提案をしなければならない時‥緊急の問題解決に迫られた時‥人間関係を早急に回復しなければならない時‥苦手な問題に取り組まばならない時‥いろいろありますね。
そんな時は、自分が持っている常識を「逆転発想」して対策を考えると新しい着想が生まれるようです。
‥‥これまでの材料価格を来月から10%以上アップしたい!
いきなりこんなことを提示された時、では材料費が上がったから、小売価格を上げればいいのかと考えるのでは常識の範囲の問題解決にしかなりませんね。
‥‥原材料価格がアップした時こそ、小売価格を下げるという発想はないか?
これが逆転の発想。
例えば、価格を引き下げるには、価格構成要素を検証して、無駄を省く。価格は低いほうがいいと考えるのが逆転の発想。
こうして、大豆価格の高騰に苦渋したあるお豆腐屋さんが、それまでの流通小売店での販売を諦めて、直売に踏み切って成功した例がテレビ番組「ガイアの夜明け」で紹介されていました。これが逆転の発想の実現の一つなのかもしれませんね。
‥‥苦渋の選択を迫られる時の「苦渋」とは、
これまでの常識にとらわれた判断に基づいている。
逆転の発想に立脚すれば、
「苦渋」は、「飛躍」と翻訳される。
頑張りましょう!