
脳の形は熱環境によって自己形成される。
写真は、新潟大学脳研究所統合脳機能研究センター教授 中田 力先生が映した脳の断面図。正確にいうと「三軸の拡散強調画像を用いた3DAC法による脳の断面のMRI画像」ということです。んっ?
この中田先生の理論が世界で注目されているらしい。
随分奇麗なんですね‥‥脳って。
2007年10月に、ダイヤモンドオンラインで紹介された中田力先生のプロフィールによれば、‥‥「臨床医と脳科学者の二つの顔を持ち、複雑系である人間の心のありかを探り、どう生きるかという永遠の問いの解明を天命とし、科学と感性が無縁ではないことを自ら体現してみせる。」というスーパースターなのです。
その中田先生が、季刊「生命誌」誌上で、中村桂子所長と対談をしているのですが、その誌上に掲載されていたのが、このMRI画像の写真なのでした。
脳は出来上がった脳、つまり現在ある脳を研究材料にすることが多いのですが、脳の形成過程にフォーカスして、ニューロンの結合による脳機能の生成理論を覆し、新しい「渦理論」を提言しているのだそうです。
うーん、何だか難しい。
で、生命誌の対談では、先生はこんなことを言っています。
‥‥たまたま前頭野が運動野の近くにできたため
自発と抑制が組み合わさったのが思考の出発です
人間の思考は、驚くべき脳の組み合わせの偶然性によっているのでしょうか?
それにしても、この写真、とても美しいですね。
この複雑で極彩色の脳の世界を、人間の可能性と考えてみるのは間違っていないと思いますね。
そして、どうやら、一生懸命「考える」ことで、脳の機能は活発化する‥‥これだけは確かなようです。
今日も一日、頑張って「考えて」いきましょう。
【資料】生命誌研究館(大阪府高槻市柴町1-1)季刊誌「生命誌55」から