
東京・渋谷。文化村(BUNKAMURA)にあるザ・ミュージアムで7月28日から開催されている「ルドンの黒」展を観た。(写真はザ・ミュージアムのページから転載)
この展覧会の概要は、ホームページにはこんな風に紹介されています。
‥‥幻想的な作風で知られる画家オディロン・ルドン(1840-1916)は、ギュスターヴ・モローと同時代のフランス象徴主義を代表する画家です。
‥‥中でも、青春時代の挫折を通じて辿り着いた版画作品は、自らも「私の黒」と呼び、自由奔放な想像力と高い精神性に特徴付けられる独特な世界を形成しています。この画家の一時期を覆いつくした「黒」は、ゴーギャンら当時の若い前衛的な芸術家たちから絶賛されました。
異才ルドンは、前にもこのブログに書きましたが、異様な「眼」を版画に描き続けたことで有名ですね。日本でいえば、水木しげるさん。但し、水木さんの妖怪には人格? があり、一人の妖怪人間としての存在の主張がありますが、ルドンの版画は、人間の心の光と影の対照に着目し、その影の部分から人間の心を覗いているようでもあります。
今回の「黒」のテーマも、影の背景‥とでもいえるのでしょうか?
それにしても現代で言えば、引きこもりで対人関係に難点を持っていたルドンが、その作品において後世に影響を与えるというのも、不思議ではあります。
8月後半まで開催しています。是非、一度、足を運んでみてください。