都知事選挙を考える | 考える道具を考える

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 石原慎太郎現都知事のイメージが、タカ派にあるのは共通している。

 都知事選挙に名乗りを上げた黒川さん、浅野さん、吉田さんは、では何派なのだろうか?

 石原都知事を見ていると、フランスの作家アンドレ・マルローの政治世界での活躍が思い出される。20世紀半ばのフランスにおいて、情報大臣に任命されて、活躍しているのを彷彿とさせるものがある。

 マルローは、1945年11月から1946年1月にかけてフランス臨時政府の情報相に任命された。1947年ド・ゴールが創設したフランス国民連合に参加、広報を担当する。1958年6月、ド・ゴール政権成立によって再び情報相を拝命し、1960年から1969年にかけて文化相に在任した‥とある。

 都知事と文化大臣とは少々異なるものの、作家の想像力が、時の政治の文化情報面で生かされるというのもあるでしょう。

 政治の世界は私は知らないが、文化的素養のない人間の政治にはあまり興味はない。

 だから、石原さんが作家である限り、都知事としての職務に期待はできると思う。

 黒川さんは建築家だが、彼の建築的才能が、人間の心を捉えているかどうか、やや疑問だ。特異なキャラクターではあるだろうが、自治体の首長としての器ではない。

 ‥‥

 強いリーダーシップが求められている。強い信念と強い志が、政治に反映されて、経済や生活を豊かにする。だから、リーダーシップが問われている。

 不透明な時代には、価値観が明瞭なリーダーが優れて力を発揮するものと思う。それが、タカ派であろうと、ハト派であろうと、生活する人間にとっては、どうでもいいことなのかもしれないが‥。