華麗なる一族 現代版の木村拓哉さんを考える | 考える道具を考える

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 日曜日夜9時の日曜劇場。

 その昔から東芝日曜劇場という名称で親しまれてきたドラマ枠だ。

 今年から、鳴り物入りで木村拓哉さんが哲平役で登場した「華麗なる一族」の現代版が高視聴率をあげている。

 松本清張の悪女シリーズに米倉涼子が好演しているように、また、石坂浩二さんが犬神家を演ずるように、はたまた白い巨塔などなどに見られるように、わが日本のテレビ番組もリメイク版が盛んだ‥。

 そして、いつもこうしたリメイクドラマを見ると、過去の俳優と現代の俳優との比較をしながら見ている自分に気づくのですね。

 木村拓哉という俳優は、おそらく武士の一分でも見せたように、大いなる才能が感じられますね。アイドルからスタートしつつも、大きく成長していく姿を見るのは楽しみでもあります。

 それも北大路 欣也さんの重厚さに対抗した哲平の姿は、バランス的にも調和がとれているように見えます。

 それにしてもこの番組、あらゆる領域のファッションショーでもありますね。男性人の昭和年代のスーツ、女性のドレス、和服。登場してくる家具(大塚家具)、アンティークの車‥そして、木村さん以外のキャストも、豪華絢爛。まさに華麗ではあります。

 かつてこの番組に登場してくる様々なファッションやインテリアや‥などに、憧憬をもったように、しかし、今の番組に憧憬の視点で見ることはないですね。客観的というか、冷静というか‥。

 そうですね、この番組はスポンサーの大競争演出の番組でもあるのです。

 だからといって、木村拓哉さんの演技が悪いわけではありません‥。