初対面の印象 | 考える道具を考える

考える道具を考える

The instrument which I think

ニューヨークでライターをしているマルコム・グラッドウェル氏が著した「第1感 blink」を読んだ。

サブタイトルは、‥‥「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい。‥‥

相変わらず本屋さんを徘徊する私が、書棚に並ぶ夥しい本の中から、「第1感」で選んだ(正確には選んでしまった‥)直感に関する書籍だった。

内容は、自分の経験の蓄積の中に眠っている様々な価値基準に基づいて「ものごと」を判断する場合に「最初の2秒」で感じる判断は、ほぼ正しいというようなことを言っている本だ。

初対面の時、あなたは相手の何を見て、「この人は良い人だ!」とか「何か感じ悪い!」とか判断しているのか‥。

先入観? 服装の清潔さ? センス? 髪型? 表情? 体格? それとも最初の挨拶の仕方? 声の雰囲気? ‥‥何?

そのとき感じる「なんとなく」が、ほとんど正しいのらしい。

美術品の鑑定、料理の味、音楽の演奏の良し悪し‥。
点数で評価できない「本物と偽物」の区別は、鑑定人の経験的直感によって、ほぼ分かるということらしい。

しかし、それがどこから来るのか? それは、この本からは分からない‥。
経験的直感は、アイデアを練るときに、私が最も大切にしている感性だけれど、その直感が磨き上げられたものであるかどうか、本当に正しい直感かどうか分からないというのが実感なんだな‥。(苦笑)

正しくない思い込みではないのか? 偏りのある見解なのではないか? もっと知らない知識が隠されているのではないか? 

いつも、直感的にそういう気持ちがついて回っているのも「直感」で感じてしまう‥‥、これはどうしたらいい?