霧島山:噴火(硫黄山)えびの高原

 

新燃岳:活動継続」のすぐ近く、韓国岳をはさんだ反対側の硫黄山が噴火しました。

前回の噴火は1768年ということで250年ぶりなのですが、新燃岳の活動の活発化

影響からか、こちらも活発化してしまった様です。

 

霧島連山・硫黄山で噴火=警戒レベル3に上げ-250年ぶり・気象庁」(Jiji)

霧島連山・硫黄山が噴火 警戒レベル3に、噴石飛散」(西日本新聞)

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の活動状況」(気象庁)

火山活動解説資料[PDF形式:2.0MB]」(4月19日21時30分発表)(気象庁)

火山活動解説資料(定期)(平成30年3月)」(気象庁)

 

以下、2か所ある監視カメラの画像を時系列で並べてみます。(一部は上のPDF資料から)

2017/05/16 03:59(赤外)           2018/03/18 09:19

2018/03/23 06:05(赤外)           2018/04/01 06:02(赤外)

この時点で噴気孔Hが2つに割れているのを検出していました。

2018/04/19 15:39 頃に噴火を開始しました。手前側の温度上昇域の辺りの様です。

2018/04/19 15:38(赤外)           2018/04/19 15:40

2018/04/19 15:41(赤外)           2018/04/19 15:42

2018/04/19 15:44(赤外)           2018/04/19 15:44

2018/04/19 15:45                     2018/04/19 15:46

2018/04/14 15:47                     2018/04/19 15:48

2018/04/19 15:50                     2018/04/19 15:54

2018/04/19 15:55 噴火警報が出され、噴火警戒レベルが3に引き上げられました。

 

火山活動解説資料[PDF形式:2.0MB](4月19日21時30分発表)(気象庁)では、

新たな噴火孔が出来たことが記されています。赤外線画像が見分けやすいです。

火山活動解説資料[PDF形式:2.0MB](気象庁)からの位置関係図

(追記)(4月20日21時30分発表)

火山活動解説資料[PDF形式:2.5MB](気象庁)からの位置関係図

新火孔の西側400mほどのところからの噴気が増加しています。

新たに活発になった噴気域付近(Street View) えびの高原方向からの監視カメラの画角と

ほとんど同じになります。奥側の植物の少ない領域は韓国岳登山口バス停Street View

付近です。このバス停のあたりには新火孔方向から断続的に熱水が流れ落ちています。

 

平成30年(2018年)霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山活動に関する対応」(国土地理院)

JAXAからALOS-2(だいち2号)によるレーダー画像が公開され、2018/03/09と2018/04/20

のSAR画像の比較結果(干渉画像)により、2つの特異点が見出されました。

JAXA/国土地理院/気象庁       新たな噴気域の位置(Street View)(左の露岩とカーブの間)

 

ひとつは新火孔のもの、もうひとつはその西側300mほどのところです。

噴気が増加し始めたのは、そのさらに西側100mほどのところになります。

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(追記)

この噴気域付近(Street View) の変化が増大し、2018/04/26、ついに噴火を始めました。

平成30年(2018年)霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山活動に関する対応」(国土地理院)

硫黄山噴火1週間稲作や観光に影 周辺の川白濁、一部の宿泊施設閉鎖 規制長期化も」(西日本新聞)

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の活動状況」(気象庁)

硫黄山周辺で噴火」(TBS News)

ALOS-2のSAR画像の比較 左:03/18-04/21 右:03/26-04/23

JAXA/国土地理院

(4月26日20時50分発表)

火山活動解説資料[PDF形式:1.6MB](気象庁)からの位置関係図 # (下のMapの中央付近)

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Google Map)マーカーは「硫黄山南」カメラの位置で、新火孔から約75mという近さです。

もう1台の「霧島山(えびの高原)」カメラは、新火孔からほぼ西側に約800m離れています。

この「えびの高原」には20人ほどの方がいらっしゃった様ですが、全員避難しています。

 

以下、噴火警戒レベルリーフレット[PDFファイル:985KB](気象庁)からの地図部分です。

こちらは「レベル3(入山規制)」で「半径2Km」となりましたので、規制が解除されていない

新燃岳の分も含めると、規制範囲が北東方向に拡張されたイメージになります。

 

各自治体の防災情報

霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火口周辺警報(噴火警戒レベル3(入山規制))発表に伴う対応等について(最終更新日:平成30年4月19日)」(宮崎県) # 唯一機能しています。

防災情報」(えびの市) # 発信情報はほとんどなく、県と気象庁に丸投げ状態です。

危機管理・防災情報」(鹿児島県防災Web) # 機能不全で完全に「他山の石」状態です。

えびの高原(硫黄山)に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が発表されました(平成30年4月19日午後3時55分)」(霧島市) # こちらもえびの市同様、丸投げしています。

 

霧島山登山道規制図(平成30年4月19日現在)(PDF:1,117KB)」(宮崎県)

2つの規制範囲を合成したものは、現在のところ宮崎県防災のものしかありません。

 

現在確認できるライブカメラ:(いずれもYouTube)

硫黄山:

硫黄山ライブ映像 | MBC南日本放送MBC南日本放送 ライブチャンネル2 えびの高原荘(たぶん3階の屋内) 高感度

硫黄山の今の様子MRT宮崎放送 えびの高原荘(たぶん3階の屋内) 超高感度

硫黄山ライブカメラ【公式】UMKテレビ宮崎 えびの高原足湯(たぶん2階の屋内) 高感度

(気象庁のものとほぼ同一線上で、新火孔から遠い順にMBC,MRT,UMKと並んでいます。)

新燃岳:

新燃岳ライブストリーミング配信live kts 気象庁 韓国岳

新燃岳 ライブ配信KYT 鹿児島読売テレビ ライブ配信1 画角からの推定では牧園町高千穂

(画面の隅の方にときどき硫黄谷噴気地帯の噴気がみられます。)

 

# 2018/04/20現在、MBCはチャンネルを移動、KYTとMBCはたまに操作されています。

# 視界が良好なら、夜間対応の韓国岳と、超高感度のMRT「えびの高原」が良いかも。

 

2018/04/19 硫黄山南(赤外)    2018/04/26 えびの高原 気象庁測点一覧

# 気象庁えびの高原はたぶんここ(地上6mということは2階の上方)、韓国岳山頂付近

(超高感度)はたぶんここ(太陽電池が2セット見えます)、夜間は熱源用と思われます。

 

(マルチ画面で自動更新のもの)

MultiView Volcano Live | 24/7 | 4K Stream (YouTube) VolcanoYT

左上は桜島、右上は新燃岳、左下は硫黄山、あとは世界各地、の多画面。

# 状況に合わせてレイアウトが変更されます。04/19時点では桜島がトップになっています。

 

(以上)