WN1380/SWA1380:2016年に類似の事故(737-700)

 

サウスウエスト航空737NGエンジンに不具合が発生、乗客1名が死亡しています。

 

飛行中エンジン爆発か、1人死亡=サウスウエスト機が緊急着陸-米」(Jiji)

米旅客機で1人死亡 エンジン爆発で窓吹き飛ぶ?」(AFPBB)

 

航空会社はサウスウエスト航空、便名はWN1380/SWA1380、出発地:LGA、目的地:DAL

使用機材はN772SW737-7H4、MSN 27880、事故発生のため経路を変更してPHLに着陸。

破損した窓側にいた乗客の頭部に部品が衝突して負傷し、急激な減圧のため吸い出され

そうになったのを周囲の乗客がおさえて引き戻しましたが死亡、7人が負傷しています。

事故機(2013/04/26@LAS)(Aeroprints.com/Wikimedia Commons)

 

Flightawareによる高度と速度の変化

 
離陸の約20分後、高度が32,000ftをこえたあたりで異常が発生、高度を下げながら左旋回、
高度を10,000ft以下に落として付近のPHLに向かい、2番エンジンだけで緊急着陸しました。
着陸時に小規模の火災が発生し、下の写真の様に、消火剤が撒かれて終息しています。
 
破損による急激な減圧のため、機内では酸素マスクが作動、機内への煙の流入と空気の
流出があった様です。twitterやfacebookでは破損状況や酸素マスクの様子もみられます。
破損したエンジンと窓 (Marty Martinez facebookから)
 

既にFAANTSBが調査を始めていますが、結果が出るのは相当先になるでしょう。

Southwest Airlines Flight 1380」(Wikipedia)

# 窓が破損した個所は座席番号だと14A、側面の文字だと't'の文字の2つ後方です

 

日本のニュースではまだこの程度の情報しか入手できませんが、負傷者は出なかった

ものの、2016/08/27に、同一会社の同型機で、今回とよく似た事故が発生しています

 

Southwest Airlines Flight 3472」(Wikipedia)

N766SW Accident description」(Aviation Safety Network)

サウスウエスト航空737のCFM56エンジン破損、NTSB調査開始」(Tokyo Express)

 

どう似ているかは、写真を比べていただければ、誰でもわかると思います。

Jon Ostrower (twitter)               Jon Ostrower (twitter)

 

最終報告は出されていませんが、中間報告では、ファンブレードが金属疲労で破断して

エンジン前面部分が大きく破損し、飛散した部品が機体の一部を損傷させています。

'h'と'w'の文字のあたり、窓からはわずかにずれていたため窓の破損は免れたものの、

飛散した部品はさらに後方に流れて水平尾翼に当たり、そこにも痕跡を残しています。)

 

# 同系統のエンジンは、A320/A340、軍用ではKC-135/RC-135などにも使われています。

CFM56 (MichiK/Wikimedia commons) (David Monniaux/Wikimedia Commons)

# 737NG用のCFM56-7シリーズでは、ファンブレードが38枚から24枚に減少しています

 

(追記)

(Joe Marcus (twitter)から)          (NTSB Newsroom (twitter)から)

主翼前端に複数個所の損傷が見えます。24枚のブレードのうち1枚が欠落しています

着陸してから消火剤が撒かれたすぐ後で、泡が残っているので、見分ける事が出来ます。

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(関連)
2016/10/05 Southwest Airlines Flight 994 Samsung Galaxy Note7 出火事件

現物の写真/Brian Green/Verge Southwest announce logo

Replacement Samsung Galaxy Note 7 phone catches fire on Southwest plane」(The Virge)

Southwest Statement on the Samsung Galaxy Note 7 Ban by DOT and FAA」(Southwest)

この事件の10日後に、Samsung Galaxy Note7は機内持ち込み禁止物品になりました。

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(以上)