4月に入り
例年に比べ、かなり遅れながらも
桜の花がほころび始めていますね。
$~ いちがやベンチャー日記 ~-市ヶ谷駅前の桜

東京の開花宣言の基準である
靖国神社の桜も、
いつもと変わらぬ春を告げたようです。

毎年楽しみにしていた千鳥ケ淵の夜桜ですが
今年はライトアップを自粛するようですね。

東日本大震災発生後の
日本国内の自粛ムード。
これがさらに高まると
逆に“アンチ自粛”のエネルギーも沸いてきそうな気もします。

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TVなどで「未来の予測」について語られる際は、
識者の予測を結論だけ持ってきて
それを元に話を進めていることが多いように思います。

メディアは、時として
自作自演とは言わないが演出を織り込んで
必要以上に悲観論を繰り広げたり
根拠のない楽観論を無責任に展開したりする。
(内容が事実に基づいていても)

それらの論調に引きずられないために
数字をしっかりと押さえておくことが重要です。
(その数字そのものが正確なものでなければ
元も子もないですが)

ただし、数字も
「ついに20シーベルトもの量が!」
「わずか20シーベルト!」
など
バイアスがかかった文脈の中で扱われていることが多いので
注意が必要です。


僕らに必要な「未来の予測」は、
万人にとっての未来の予測ではなく
「自分にとっての未来を自分の頭で考えていく」こと。

識者の未来予測をそのまま持ってくるのではなく、
様々な事実を多く集める。
集めた事実を自分の前に置いてじーっくり考え、
「自分にとっての未来」を導き出していきたいものです。

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桜の季節もあっという間に過ぎ、
新緑の季節から暑い夏へと移っていきます。

これから
「やれること」の中で「やるべきこと」に優先順位をつけて
未来をデザインしていきたいと思っています。
先日、我が社では
中間管理職対象のマネジメント研修が行われました。

この研修は、今回の震災前に計画されていたもので
2名のゲストスピーカーをお願いしていた経緯もあり、
この時期ではありますが
日程短縮の上で実施することにしたものです。

ゲストスピーカーお2人のうちのお1人は、
以前から親交のある
次世代を担うネットベンチャー
ネットオフ(株)の黒田社長。

「生き様」をテーマに色々と話していただきましたが、
特に興味深かったのは
起業に至るエピソード。

平日モーレツに働いた後
土日は土日で高速を1時間飛ばして
丁稚奉公のアルバイトをやっていたとのこと。

僕は、同じことをやった訳ではないのですが
その感覚はすごくわかる。

創業時は、訳のわからないエネルギーが
放出されるようで
周りから見るとこっけいに見えるようなことも
当人はおおまじめで取り組んでいることも多い。

今となってみると、いい話のネタを
皆さんたいていいくつもお持ちですね。

黒田社長は、これまでの歩みの中で
色々と大胆なこともされていますが
一歩一歩の足跡は実に堅実。
そのスタンスも
僕がとても共感するところです。

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もう1人のスピーカー、ソフィアバンクの藤沢久美さんも
起業時から今まで
すさまじいエネルギーレベルで
様々な局面を七転八倒しながら
運命を切り開いてこられた方。

藤沢さんのお話も踏まえて
僕が思ったこと。

後で振り返って
「仕事が面白かった」と言える内容は、
たいていその当時は
泣きたいくらいの辛さだったはず。

でも、時間が経ち思い出に変わる頃には
その話はネタにできるし
「面白かった」と言えるようになる。

僕も、僕の赤っ恥人生に
もっともっと色んな彩りを添えていきたいと思っています。
今回の東日本大地震から既に10日以上経ちましたが、
原発の問題を始めとして
被害は現在進行形であります。

しかしながら
日を追うごとに情報の絶対量が増えるに従い
デマなどは少なくなり、
耳をそばだててさえいれば
ある程度正しい判断が
個人レベルでもできる段階にきていると感じています。

テレコミュニケーションビジネスに身を置く我々としては
コミュニケーションについて
常日頃から意識しています。

「テレコミュニケーション」というと
もっぱら情報伝達のことを指しますが、
「コミュニケーション」というと
情報以外の感情などのやり取りも含まれるように思います。

被災からの復興にあたって
それぞれが持つ資源を最大限に活用しようとすると
個人個人の感情を伝えること・伝わることが
非常に重要になるのではないでしょうか。

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一般第二種通信事業者である我々も、
通信機器レンタルという本業を通しての貢献に加えて
被災の現場においてもできることをやりたい、と
今週スタッフが2名被災地現場に赴くことになりました。


僕達テレコムスクエアに何ができるのか。


テレコムスクエアのこの20年の歴史の中でも
阪神淡路大震災に始まり
9.11テロ、地下鉄サリン事件、
そして先月のニュージーランド大地震と
色んな災害が起きましたが、
そのたびに人類はそれらを乗り越えてきました。

今回の大震災においても
日本だけでなく世界各国で支援の輪が広がっています。
きっと乗り越えられるはず。

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人には
自然治癒能力が備わっているといいますが
人の集まりである組織や社会にも
その力はあり、
それが全てのエネルギーの源になれるのではないかと思っています。

暖かい食料や毛布、
そしてガソリンがいきわたったら
あとは前を向いて歩こうとする気持ちが沸いてくれば
復興のエネルギーになるものと信じております。

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この原稿を、震災後2回目の訪問となる
成田空港で書いています。

いつもに比べ
華やかさに欠ける薄暗い空港ではありますが、
少しづつ落ち着きを取り戻しているようです。

$~ いちがやベンチャー日記 ~-成田空港(震災直後)
地震発生翌日の第二ターミナルです。

$~ いちがやベンチャー日記 ~-成田空港(現在)
現在の第二ターミナル(弊社カウンター)です。
今回の巨大地震の影響は、
東北地方はもとより
東日本を中心とした日本全国に広がっていますね。

マスコミが流す刺激的な映像は
情報源の一つとして参考にはなりますが、
まずは自分の目で見て
自分の頭で考えて行動することが
何より大切だと思っています。

(ちなみに写真は、
防災ずきんをかぶって歩く子供達です)
$~ いちがやベンチャー日記 ~-防災ずきん

東京都内においても
大量の帰宅難民が出たり
電車が運行していても結局乗れなかったり
無事乗れたとしても超過密状態だったり、と
交通機関のマヒによる混乱が色々と起きていますが、
総じて皆冷静に行動している。

その様子を見て、改めて日本の人々は
無言ではあっても隣にいる人を信じていること、
互いに信じあっていることを感じました。

今朝電車に乗る時も、僕の後ろにいた
「何とか乗ろうとする人達」全体から
押されることはあっても
割り込みをする人は皆無。
そのことに感動すら覚えました。

(ごった返す朝の吉祥寺駅です)
$~ いちがやベンチャー日記 ~-朝の吉祥寺駅

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僕達の会社のスタッフも
社員からクルー(アルバイト)さんまで
自分のやれること・やるべきことに
主体的に取り組んでくれています。

刻一刻と状況が変わっていく中で
臨機応変に自分で考え
自分で動く仲間を誇らしく思います。


「安全・便利の提供」に
僕達テレコムスクエアの存在価値がある。

今こそ「安心・便利」を当たり前に提供することに
全力を尽くしたいと思っています。

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最後になりましたが、
今回被災に合われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。


【今週水曜3/16(水)はお休みさせていただきます】
うちの会社の物流センターがかなり手狭になったので
先月引っ越しをしました。

その際、入社5年目のT君が
ほとんど一人でネットワーク系の移設作業をやったとのこと。

学生時代にアルバイトとして入社後
新卒で正社員となった彼ですが、
もともとシステム・ネットワーク関係は全くの素人。

でもシステム関係に興味を持ち、
希望通りシステムの部署に配属されて以降
地道な努力を色々と重ねてきた。

この5年、
空港カウンターの増設や本社・事務所の移転などが行われるたびに
先輩に教わりながら移設作業に携わってきた中で
いつの間にか一人でこなせるレベルにまで至っていたようで
上司のお墨付きも出ていました。

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この彼の話を聞いて、
僕は「1万時間の法則」のことを思い出しました。

「1万時間の法則」とは
「プロになるためには、1万時間必要」
「1万時間取り組んだら、それで飯が食えるようになる」
ということらしい。

超一流になろうとすれば
1万時間の取り組み以外にも
才能や運など色々なものが必要となってくると思うけど、
プロフェッショナルになるということであれば
この説にも納得できる。

といっても、ただ1万時間費やすだけでは
大したものでは身に付かないのではないかな。

明確な目標・目指すレベル感を持った上で
試行錯誤を重ねながら取り組む、
そんな時間を1万時間重ねることが大切なのだと思います。

毎日3時間、土日も休まず取り組めば
大体10年で1万時間に到達。

この「10年」という数字が、僕にとっての1万時間の目安。

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Tくんが本物の“プロ”になるまで
あとどれだけの年月がかかるのかはわかりませんが、
僕にも1万時間が何セットか残っている・・・・はず!

僕もまだまだがんばらねば。

そしてもちろん、皆さんにも。

通勤時間、ムダにしてませんか?