ドラマ視聴率、原点回帰の“生放送”導入は救世主となるか?
オリコン 10月19日(水)8時40分配信
今月9日にスタートした、俳優・沢村一樹主演の新ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系)は、初回が一部生放送となり、“放送中に視聴者から募集したお悩みにメインキャストが答える”という日テレでは史上初となる特別企画が実施された。ドラマの初回平均視聴率は10.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、決して高いとは言えないが今期ドラマのスタートとしてはまずまずの結果に。この取り組みはSNSでも話題となり、「面白い試みだった」から「期待していただけに興ざめした」まで、賛否両論の声が上がった。“ドラマの一部を生放送にする”企画は、これまでもさまざまな作品で展開されてきたが、視聴率不振が叫ばれる近年の環境下で、これらドラマの生放送企画は有利に働いていくのだろうか?
【写真】『レンタル救世主』劇中で話題 志田未来の“長尺ラップ”シーン
◆生放送導入で“成功した”ドラマ作品たち
そもそも1953年に本放送が始まったテレビ放送ではドラマは生放送が当たり前。当時は実用的な録画手段がなく音楽番組や演劇はもちろん、テレビドラマも生放送で行われていた。その時代の模様は、この春放送され好評を博したドラマバラエティ『トットてれび』(NHK総合)でも描かれており、すべてが生放送だったテレビ黎明期の盛り上がりと共に、生放送ならではのハプニングや人々の熱気や努力が、当時を知らない人々にも広く伝えられた。
1958年10月、ラジオ東京テレビ(現・TBS)でビデオ録画放送の技術的な先駆けと言われるドラマ『私は貝になりたい』が放送。本作では前半は録画放送、後半は生放送という形態だったが、ビデオ機材の発展やビデオテープの低価格化により、少しずつドラマも収録するスタイルへと移行していった。だが『寺内貫太郎一家』(74年)、『ムー一族』(78年)、『ロックシンガーは闇に沈む』(85年)、『お坊っチャマにはわかるまい!』(86年)、『ザ・ワイドショー』(94年)、『ロングバケーション』(96年)など、たまに生放送パートを設けるドラマは各時代に点在。2000年代も『ムコ殿2003』(03年)や『プリマダム』(06年)、『私が恋愛できない理由』(11年)、『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(12年)、『恋仲』(15年)など多数存在している。
◆“その時にしか見られない”ワクワク感を演出、生放送導入の醍醐味
「『ロングバケーション』の最終回ではロンドンの街を駆け抜ける瀬名(木村拓哉)と南(山口智子)の姿が生放送され視聴率36.7%を記録(以下すべて平均)。現場では日本とのタイムラグを考えて少し早めに走り始めたそうで、後々これら舞台裏も話題になりました。『私が恋愛できない理由』の最終回では東京タワーにハートマークが灯され、視聴者も東京タワーを見上げるとテレビと同じハートが灯されているという心憎い演出で視聴率18.4%。『プリマダム』の最終回ではバレエの発表会部分を都内ホールから生中継。吹き替えなしの体当たりで挑んだ俳優の演技に話題が集まり視聴率12.9%。これの亜流としては『CHANGE』(08年)の最終回、全国生中継という設定を生かした朝倉総理(木村)による20分以上にも渡る“生演説”シーンがあり視聴率27.4%。これらは各作品の最高および2番目となる高視聴率を記録しました」(某テレビ誌ライター)
まだテレビが娯楽の中心だった時代、例えば『8時だョ!全員集合』(TBS系)など生放送のバラエティが人気を集めたように、停電や火災など、いつどんなハプニングが起こるかわからないワクワク感があった。視聴率の低迷が始まっている時代の『私が恋愛できない理由』でも、同ライターは「リアルな恋愛物語を描くという同ドラマのテーマに沿って、東京タワーのイルミネーションというロマンチックな演出を取り入れました。非常に上手い手法で、当時のフジのエース・中野利幸プロデューサーの面目躍如でした」と絶賛。また『レンタル救世主』に関しても、「お悩み相談の生放送部分はデータ放送には入っておらず、テレビ本来が元々持っていた“その時にしか見られない特別感”がありました。ネット時代だからこそ、リアルタイムでドラマを見ながらSNSなどを活用して参加する楽しみもあると思います」と生放送の効果について語る。
◆生放送の導入は“使い方”次第で諸刃の刃に?
だが一方で、ネット時代だからこそ、それら“コマーシャル”的な情報だけに楽観してはならないのも事実。現に『レンタル救世主』初回放送の際には、ネット上で「いきなり生放送になって逆に白けた」などの手厳しい声も散見された。キャスト陣と生放送を通して擬似的に触れ合えるという試みはファンにとってはたまらないことだが、これを冷ややかに見る視聴者もいる。またこういった試みはネットなどでニュースとして取り上げられるケースも多いため、宣伝効果は安価かつバツグンと言えるが、「視聴率獲得のために制作側も必死だな…」と穿った見方をするネット民も最近は少なくないのだ。
ではどうすれば良いのか? 「同じ生放送、生中継でも例えば、サッカーW杯関連は高視聴率が望めます。また過去、音楽番組が大人気だった時代には圧倒的人気の音楽スターがいて、彼らを見るためにみなが放送時間にテレビの前に集まりました。これらに共通するのは『ロングバケーション』の最終回も含め“お祭り的な盛り上がり”がそもそもあること。盛り上がりがあったからこそ生放送がウケたのであって、その逆ではないように感じられます。古くからのテレビファンとしては、バブル時代的ではない、現代ならではの“盛り上がり”を模索してもらい、生放送を上手に導入していってもらいたい。その技術もポテンシャルも、テレビ局にはまだあるはずだと思っています」(同・ライター)
現状、ドラマの生放送は“一部のみ”というケースがほとんどだが、1話まるごと生放送のドラマや、全話生放送の5分連ドラなどが登場してもスリリングで面白そうだ。テレビにとって厳しい時代だからこそ、攻めの姿勢で番組を作り続ける姿勢は必要不可欠。その攻めの姿勢として“意味を成すのであれば”、テレビの原点である生放送を導入することが、視聴率不振から抜け出すひとつの突破口となるかもしれない。単なる“生放送企画”ではなく、“生放送ならではの面白いドラマ”が今後誕生していくことに期待したい。
(文:衣輪晋一)
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北野武に仏レジオン・ドヌール勲章 「世界中で名を馳せたアーティスト」功績称える
オリコン 10月19日(水)0時0分配信
タレント・映画監督の北野武(69)がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章の「オフィシエ」を授与されることが18日、明らかになった。叙勲式は今月25日、仏・パリ市内で北野出席のもと行われる。
【写真】昨年は…仏の“最高級称号”を叙任された北野武
叙勲を行う元フランス文化大臣のジャック・ラング氏は「ビートたけしとも呼ばれている北野の大胆で独創的な創造性により生み出された作品が、芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇・テレビ・映画・文学などの約束事を変革し、現代のアートシーンに影響を与えてきた」と功績を評価。
続けて「あらゆる形態の大衆芸術の発展への熱心な関わりによって、フランス、日本そして世界中で名を馳せた型にはまらない完全無欠のアーティストとして存在していることに、オマージュを捧げたい」と称えている。
北野は受章の栄誉に「これまで自分のやり方でやってきた数々のことで、私が今回このような栄誉を授かることになりたいへん驚いています。そして素直にうれしい気持ちでいっぱいです。これからも自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」と喜びを語った。
レジオン・ドヌール勲章はナポレオン・ボナパルトによって1802年に創設され、現在もフランスの最高勲章とされている。シュヴァリエ(5等)・オフィシエ(4等)・コマンドゥール(3等)の等級とその上にグラントフィシエ(2等)・グランクロワ(1等)が存在し、仏大統領の決定により授与される。日本の文化人ではこれまで小説家の大江健三郎氏(コマンドゥール、2002年)、建築家の安藤忠雄氏(シュヴァリエ、2005年)らが受章した。
北野は過去、1999年にフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」、2010年に同「コマンドゥール」を受章。昨年には仏シャンパーニュ騎士団から「シャンベラン・ドヌール(名誉侍従)」を叙任されている。
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175Rが6年ぶり活動再開 SHOGO「全力で楽しみたい」
オリコン 10月19日(水)4時0分配信
2010年12月のライブをもって活動を休止したロックバンド・175R(イナゴライダー)が、6年ぶりに活動を再開させたことが19日、わかった。すでに、新作に向けてレコーディングを行なっており、ボーカルのSHOGOは「今の想いや勢いを込めた新曲達です! 乞うご期待です!」とファンの期待を煽っている。
■175Rのプロフィール&主な作品
ライブは12月3日に千葉・幕張メッセ国際展示場で行われる『SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY “骸骨祭り”』の出演を皮切りに、年末に開催される『MERRY ROCK PARADE 2016』(名古屋/12月24日、25日※出演日は後日発表)、『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』(大阪/12月27日、28日※出演日は後日発表)に登場する。
3日の『骸骨祭り』出演についてSHOGOは「3年ほど前にSKULLSHITの大滝(哲也)さんから、『ブランドの20周年はバンドでお祝いしてれないかな?』と、ぼんやりお誘いを受けました」と明かし「正直、その時はまだまだ先だなぁ~と思っていたのですが…もう…今年の年末…でした」と経緯を説明。
「休止して見えた景色、休止してる間にできた数々の経験。今の自分に一体何が唄えるのか。気づけば楽しみでワクワクしている自分がいました」といい「という訳で! 久し振りに演ります! 175R活動再開させていただきます!!」と高らかに復活宣言。
「12月3日『骸骨祭り』!! 会場は偶然にも6年前の年末に最後のライブをした幕張メッセです。久し振りの175Rを全力で楽しみたいと思います」と意気込み、「お待たせした皆さんに感謝の気持ちを込めて、この活動休止中に出逢えたたくさんの皆さまへ、そしてこれから出会う皆さんへ、改めて! 175Rをどうぞよろしくお願い致します」と全力で呼びかけている。
なお、今月6日からはTOKYO FMの『TOKYO LOUD』(毎週木曜 後8:00)とタッグを組み、全12回にわたって『ROAD TO 骸骨祭り』(毎週木曜 後8:50[予定])を放送しており、20日のゲストにはSHOGOの出演も決定。175R復活の立役者となったSKULLSHITの大滝氏とともに復活の裏話を語る。
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「シン・ゴジラ」米公開 ゴジラファンのハートつかんだ
日刊スポーツ 10月18日(火)13時0分配信
7月29日に劇場公開されて大ヒットした「シン・ゴジラ」がついに米国上陸を果たし、劇場は大勢のファンでにぎわっています。今月11日から1週間限定で公開された「シン・ゴジラ」の北米でのタイトルは「Godzilla Resurgence(ゴジラ・リサージェンス)」。リサージェンスは復活や再生という意味なので日本語では「ゴジラ復活」ということですが、それほど大々的に宣伝もしていませんでしたし、インディペンデント系劇場を中心に公開館数も全米で488館(初日)と小規模なので、マニアが見に来る程度かと思っていましたが、公開初日は全米興行収入ランキングで10位に食い込む快挙となりました。映画の都ハリウッドでは公開6日目となった日曜日の朝も劇場前には長蛇の列ができ、映画が終わるや否や拍手と歓声に包まれていました。もちろん、観客のほとんどがアメリカ人で、いかに日本のゴジラがアメリカで人気があるのかがうかがえます。
アメリカでゴジラといえば、多くの人にとっては公開週末に9300万ドルの興行収入を上げる大ヒットとなったギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA」(14年)ですが、1998年にも「インディペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督が手掛けた「GODZILLAゴジラ」が製作されています。しかし、こちらはあまりにも評判が悪く、ある意味なかったこととして忘れ去られています。エドワーズ監督は子供のころからゴジラ映画の大ファンだったと公言していますが、シリーズ第1弾「ゴジラ」(1954年)は、主演をアメリカ人の俳優レイモンド・バーにして再編集されて「怪獣王ゴジラ」として56年に全米で公開され大ヒットしました。多くの人たちが日本の怪獣に夢中になり、ゴジラは瞬く間にアメリカ人の間に広がっていったといわれています。そのため、日本のゴジラは今もアメリカで根強い人気を誇っているのです。
「シン・ゴジラ」はアメリカでも人気の「エヴァンゲリオン」シリーズを手掛ける庵野秀明監督がメガホンをとるということで公開前から一部ファンの間では注目を集めており、予告編を見た人たちからは「ワクワクする」と本編に期待する声が上がっていました。一方で、吹き替えではなく字幕だったことや、ゴジラが暴れ回るシーンよりも会議室でのやり取りが長くてアメリカ人には退屈なのではないかとか、出演者の英語力などを懸念する声もありましたが、劇場では皮肉たっぷりの会議室でのやり取りに何度も大笑いが起き、終了後の「クール!」「オーサム(サイコー)」という反応からも満足度がうかがえます。SNSには「字幕が多くて見にくかった」「キャラクターが多く、退屈な会話もあった」という声もありますが、「最高だった」「今まで見た中で一番のゴジラ」といった好意的な意見も多く、ゴジラファンの間ではハリウッド版よりも良かったとの声が多いようです。
米メディアは、これまでのシリーズの中で、本作はゴジラがもっともダークでグロテスクに描写されていると言及。一方で、現代の日本が抱える多くの政治問題をうまくゴジラに反映させているとも指摘し、怪獣映画ながら日本の政治批判の映画でもあると伝えています。ハリウッド・レポーター誌は「国家主義的」という表現を使っていますが、謎の巨大怪獣出現を目の前に奮闘する政府の危機管理がリアルに描かれているのみならず、日米関係についても突っ込んで描いていることを挙げていますが、多くの人はそれほど嫌悪感は示していないようです。IMDb(インターネット・ムービー・データーベース)ではハリウッド版「ゴジラ」よりも高い評価を与えており、間違いなく「シン・ゴジラ」はアメリカのゴジラファンの心に響いているようです。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)
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